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2020年3月13日金曜日

茅葺き屋根の葺き替え

先日、kuskusさんの個展の展示場で、訪れていたSさんから、益子の城内坂の藍染屋さんの日下田で、茅葺き屋根を修理していると聞きました。
昨秋、11月の陶器市のおりには、雨漏りするのか茅葺き屋根にシートを何枚もかけた無残な姿だったので、他人事ながら心配していたところでした。
よく晴れた昨日、見に行ってきました。


屋根の上では、職人さんたちが働いていらっしゃいました。
棟はどんなだったか忘れてしまいましたが、右の曲がり屋の棟のように、瓦を乗せるのかもしれません。


足場を組んで、その上に茅が置かれています。


裏手に回ってみると、裏にも職人さんが。四方が同時に葺き替えられていました。
職人さんは全部で6人、みんな若い方たちでした。


茅を不足なく供給して、下から手助けするお二人は年配の方たちでした。
手助けする方にうかがうと、職人さんたちは、秋田、山梨などいろいろなところからきていらっしゃるそうです。
そして、お二人は宇都宮の方でした。


建物の裏には、まだ中庭に運び込まれていない茅が積み上げてありました。
茅はもう、あらかた屋根の上ですから、一時はここに高く積みあがっていたに違いありません。


今使っている茅は富士の裾野の御殿場から来たもの、中には熊本の阿蘇地方から運ばれた茅もあったそうです。
2か月ほどの作業で、すでに八割方出来上がっていました。


並べた茅を、取っ手のついた板(ガギ)で叩いて絞めている職人さん。


雨が降り込むのか、わら屑が落ちてくるのか、室内の天井はあちこちブルーシートで覆われていました。




交差点の反対側から見た、全体です。
春の陶器市には、美しい姿を見せてくれることでしょう。


入り口のところには、これまで気づきませんでしたが、ススキ(茅)が一株植えられていました。






2020年2月24日月曜日

茅場?

いつも車で通る道、峠に差し掛かる前に、正面に低い山並みが見えます。
その山の一角で、杉かヒノキか、針葉樹が伐採されたのはもう数年前のこと、いつまでも次の木が育たないなぁと、見ていたのですが、
「あれっ?」
もしかしたら、木を植えずに茅場にしているのでしょうか?
わき道に入ってみました。


今どき、茅場があるなんてにわかには信じられません。使っていない土地とは言え、茅場にしても経済効果はないに等しいので、茅場をつくる人がいるとは思われません。
茅は、せいぜい、工業団地として開発したけれど売れ残った空き地などを使わせてもらって、保存会の人たちが、育てたり刈ったりしているくらいです。

で、思い出しました。
すぐ近くに、昔この辺り一帯の地主さんだった、資産家のSさんの家があります。


家は瓦ぶきですが、長屋門は今でも茅葺きです。
10年くらい前に葺き替えたとき、しばらくは黄金色に輝いていましたが、今ではだいぶ古ぼけてきました。
この門を葺き替えるため、茅を育てて刈りためるつもりなのかもしれません。


あちこちに茅場があった風景というのは、こんなものだったのでしょうか?

感心しながら帰ってきたら、我が家の近くにも似た風景がありました。
でもそれは、牛屋さんが飼料のモロコシを植えたのが枯れているだけ、全然違うものです。

しかし、茅場としたら、刈る時期はいつでしょうか?
もしかしたら、雑草としてのススキが生えているだけかもしれません。





2020年2月14日金曜日

八郷の風景


久しぶりの道を走ってたら、茅葺き屋根を葺き替えた家が目に留まりました。
「わぁぁ!」
葺き替えたばかりの茅葺き屋根は、燦然と輝きます。
最近八郷では、百年以上続いた茅葺き屋根の家をとり壊しているのが目立ちます。そんな中、続けてくれてありがとうと言いたい気持ちです。
嬉しくなって車を停めて、見とれてしまいました。


本当は、声をかけて写真を撮らしてもらえばいいのだけれど、人影が見えないのをいいことに、門からのぞいて、勝手に撮らしてもらってしまいました。


望遠レンズのついたカメラを持っていなかったので、写せませんでしたが、棟は「筑波流、キリトビ」というやり方で仕上げてあります。

キリトビ

『日本茅葺き紀行』(日本茅葺き文化協会編、安藤邦廣、上野弥智代著、農文協発行、2019年)の写真をお借りしました。
この家のキリトビは、この写真とほぼ同じで、「水」という字を配して、火伏の祈りを込めているものです。

竹簾の子で棟を巻いて、根元を縄できつく締め上げる(2006年)

棟をつくっている写真も、『日本茅葺き紀行』からお借りしました。
棟の小口に稲わらを積み、杉皮を被せ、さらに竹簾で巻いて棟をつくり、切り口に竹の小口や稲わらをはさみ、鋏で彫りこんで模様をつくります。


茅は、『日本茅葺き紀行』の著者の安藤さんや上野さんを中心とした、「やさと茅葺屋根保存会」のメンバーとボランティアの皆さんで刈り集められたものでしょう。
これだけの茅を集めようとすれば、どれだけの手間がかかったことか、南面全部と東西面は半分だけ新しく葺いていて、北面と東西面の半分は次の機会に譲っています。
それでも不自然さはありません。


1年もすれば色も馴染みむことでしょう。


『日本茅葺き紀行』に掲載されている茅葺きの家は、すでにたくさん失われています。
かつては集落総出で茅を調達し、屋根を葺くときは集落総出で茅葺き職人さんの下働きをしましたが、それがかなわなくなっているからです。






2020年2月7日金曜日

やっと冬らしい日々が

昨日の午後、出荷が終わって手が空いたからと、Oくんがふらっと手伝いに来てくれました。
夕日が沈むとき、まだ夢中で作業していたのですが、Oくんが、
「わぁきれいだなぁ。家に夕陽があたっている」
というので、振り返って見ました。


母屋の居間の、夫が手をかけてつくった壁の陰影がくっきりと出ていました。
この壁は、見栄えだけでなく耐震を考えて、梯子状に組んであります。


西の窓から入って長く伸びた光は、土間の紅殻色の壁を照らしていました。

さて、今朝は昨朝より冷え込んで、外の温度はー5度でした。


常に井戸水を補給しているので、昨朝は凍ってなかった金魚のつくばいも、水がしたたり落ちるところを除いて、凍っていました。
緑の葉っぱはいったいどこから来たの?


メダカの鉢の方は、全体がしっかり凍っていました。

今年はまだ、長い霜柱の立っているのを見ていません。






2020年2月3日月曜日

朝日


このところ忙しいので、ちょっと手抜き投稿です。
寝室のベッドの上に吊るしたモビールに朝日が当たっているところです。


そこだけきらりと光っていましたが、写真ではとても表わせません。


三角窓は真東に向いています。
この窓は朝日もそうですが、月が登るとき、とても楽しめます。窓の高さと山の端が同じくらいの高さなので、出たばかりの月がクヌギの枝越しに見えます。
何度写真に撮っても、うまく写せたためしがありませんが。







2019年12月9日月曜日

解体するぞ!


テラスが傷んでいて、長く鉄パイプで補強していました。テラスを支える柱はコンクリートですが、松の木でつくった梁が傷んでしまったのです。
先日、我が家の見学会がありました。このとき、テラスに一度に20人ばかり乗りました。問題はなかったのですが、さすがにそのあとあちこちガタついて、限界度が増していました。
というわけで、18年も定期的に手伝いに来てくれている古い友人Kさんが、泊りがけで壊しに来てくれました。
チェーンソーで切りながら、床板をはがします。


はがした板は、傷んでいて再利用はできないので燃やします。


ベンチのある側には、水道、電気、ガスも引いてあるので、ちょっとやっかいです。
水道と電気は夫がなんとかしましたが、ガスはガス屋さんに来ていただきました。


テラスがだんだんなくなっていきます。
梁がことのほか傷んでいるので、Kさんが一度、夫が一度、板とともに落ちてしまいましたが、大したことはありませんでした。
 

長い梁も、チェーンソーで切って、取り外します。


はずした木を燃やす火は、絶えることなく、終日燃え続けていました。


それにしても、ひどいことになっていました。
とくに、軒先の下にあたるラインが、雨だれが常に落ちてなかなか乾かなかったのか、傷みが激しいようでした。
 

ユンボも出動しましたが、ほどなくユンボの油を送るパイプが壊れるというハプニングがあり、途中退場しました。


すっきりしてきました。
 

居間の中から見たところ、すっかり景色が変わっています。

新しい梁は鉄骨でつくることにしています。
今週末、チーム横浜の面々が手伝いに来てくれて、鉄骨の加工をしてくれます。木のテラスは屋根さえかければ傷まないのですが屋根は掛けたくない。そのため梁を鉄骨にすることにしましたが、どんな感じになるのでしょう?
今度は長持ちするしっかりしたテラスができるといいのですが。





2019年11月19日火曜日

冬至は近し

冬至を目指して、陽がどんどん傾いています。
おかげで居間にはたっぷりの陽が入ります。


気持ちいいねぇ。いつまでも寝ていられるなぁ。


極楽、極楽。


「ん?身体が柱の陰に隠れているって?それが何か?」









2019年11月10日日曜日

見学会

昨日は我が家の見学会がありました。


朝早くからSさんとKさんが遠く横浜から手伝いに来てくれて、椅子を並べたり、片づけたり、階段の踊り場の床を張ったりと、八面六臂の活躍をしてくれました。


いらしたのは全部で40名ほどか、よく知っている方も、何度かお会いした方も、まったく初めての方もいらっしゃいました。
この写真は、今にも沈もうとしている夕日を皆さんで見ていらっしゃるところです。

いつも思うのですが、他の方の撮る我が家の写真は新鮮です。以下は、ほかの方たちが撮った写真です。


Sさんの撮った写真。
焚火をつくったのも、SさんとKさんです。


Tさんの写真、中に見えているのは私のようです。


そしてこれもTさんの写真。


そして、Iさんの写真、こんな角度から居間を撮った写真はなかったような。
昼間は汗ばむ陽気で、窓を開けたりしていましたが、夜になるとすっかり冷え込んでしまいました。