2024年5月16日木曜日

最近腑に落ちないこと

著名人の名をかたって、投資を勧めてお金をだまし取る詐欺が横行しているようです。
被害にあった方は6億円だまし取られたとか、7億円だまし取られたとか、お気の毒と言えばお気の毒ですが、私に解せないのは、被害者が億以上という使いきれないほどのお金を持ちながらどうしてもっと増やそうとするのかというところです。


「そんだけあれば、欲を出さなくても、もういいじゃん」
と、投資に縁のない私は思ってしまいます。

大相撲の宮城野親方、元横綱白鵬は、部屋の力士が弟弟子に暴力をふるっていたという理由で、力士が処分されただけでなく、宮城野部屋をつぶされました。
白鵬が台頭してきたころ、日本相撲協会はモンゴル勢の活躍に脅威を感じていました。そのため、白鵬が大関に上がるに十分な成績を残したときも、大関として承認することをせず、白鵬は悔しい思いをしました。それでも強かった白鵬は大関、横綱と上がり、これまでの記録をつぎつぎと塗り替えながら、賭博問題に揺れて人気もどん底、存続さえ危ぶまれた大相撲を次世代につなぎました。
日本人横綱待望論が大っぴらに口にされ(相撲解説者の一人もその先兵)、外国人排斥のムードが高められ、何年も続いた中、フィリピン人を母親に持つ高安や御嶽海の活躍・大関昇進から、やがて外国人排斥問題はうやむやに収束していきました。
それが今度の宮城野部屋の力士の暴力問題を、待ってましたとばかりにとらえて、相撲協会は力士を処分するだけでなく、宮城野部屋をつぶしてしまうという暴挙に出ました。


大関琴光喜が賭博で追放されたときも佐渡ケ武部屋がつぶされることはありませんでした。また、朝之山や阿炎の不祥事にも、(日本人が親方である)高砂部屋や錣山部屋がつぶされることはなかったし、宮城野部屋の暴力事件以後に発覚した、未成年と酒を飲んだという大の里は、所属する二所ノ関部屋はつぶされるどころか、謹慎処分も受けていません。
横綱在住が短命に終わった二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は、やっと出現した久しぶりの日本人横綱として、今でも相撲界の宝扱いされています。
その不公平を不服として、八角理事長の率いる相撲協会のやり方異を唱えた芝田山親方元横綱大乃国)は、あっさり左遷されてしまいました。
子どもたちが相撲に親しむ場を白鵬はたくさんつくっていたし、白鵬がいなければ今の大相撲はなかったのにこの仕打ち。その理不尽さに、もやもや感は収まりません。

えっ、腑に落ちないことに、アメリカのイスラエル支援や自民党問題を含まないでいいんですか?






2024年5月15日水曜日

お菓子の型


中国のお菓子の型です。


ほとんど花模様ですが、鶏、


魚、


そして人(仏さま?)らしき姿も混じります。
中国の型を使ってつくるお菓子としては月餅がありますが、この型を使ってどんなお菓子をつくったのでしょう?
一度に22個ものお菓子をつくることができる型、見事です。


裏には「順興陳記」と書かれています。お店の名前だったのでしょうか?


両脇には、持ち手も彫られています。

お菓子の木型は、どこの国のものも素晴らしいものですが、木ではないお菓子の型も味があります。


日本のガラスのゼリー型。
金魚、梅、菊、プレーンなもの、いろいろです。昭和の初めまで使われていたらしいけれど、子どもたちは型から抜いたゼリーを買ったのかしら? 
それともガラスごと買ったのかしら?
と、ここまで書いて『びんだま飛ばそ』(庄司太一著、PARCO出版、1997年)を開いてみたら、ガラスのゼリー型は戦前戦後のころ家庭でよく使われた、と書いてありました。


インドのお菓子の型は土でできています。
ペーズリー、花や葉に交じって、魚や貝もあります。下段中央は何でしょうか? 海老にも見えますが。
インドに住む友人からお土産にもらったもの、20年前には普通に売られていたけれど、今でも売られているのかどうか、インドはこの20年で大きく様変わりしてしまったようです。





 

2024年5月14日火曜日

猫まみれ


白い木彫りの招き猫、はっきり言ってへたくそです。
ではつくってみろと言われたら、返す言葉はありませんが。


たぬきではあるまいし、この背中に背負った立派なしっぽは、何?


我が家に棲息する、日本製(タイ製やインドネシア製ではないという意味)の招き猫たちです。もっとも白い2匹は中国製の可能性もあります。


猫たちの尻尾はと見ると、あらっ、左端のアバンギャルドな黒猫ちゃんは、尻尾もユニークでした。しっぽのない猫もいるし。


木彫りと言えば、やっぱり松田一戯さんの猫が最高です!


と、ここまで書いて古いブログを見たら、クスノキの猫がもう1匹いたはず、どこに隠れているのでしょう?


と、探してみたら、小さいのは1匹ではなく3匹もいました。
なんだか得した気分、忘れていただけですが。





 

2024年5月13日月曜日

お肌の手入れ


隣に越してきたM+MのMちゃんが、数年前に肌の手入れ一式を貸してくれました。
小豆島のオリーブでできた化粧水、乳液、オイル、それに日焼け止めです。
「朝と寝る前にオリーブ果汁水から順番につけて。最低このくらいやった方がいいから。日焼け止めは高すぎるからオリーブのじゃなくてニベアだけどね。1週間貸すから使ってみて」
「日焼け止めって、毎日塗るの?」
「そうよ。雨でもよ」
親切に言ってくれるから仕方ないかと、化粧水さえ使ってこなかった私ですが、1週間わりと真面目に使って、ネットで同じものを買って、借りたのを返しました。オイルはとても高額でした。
ところが、お試し期間が終わったら、やっぱり長続きしません。思い出したときだけ、1週間に1度くらい使っていたものが、すぐに完全ご無沙汰になってしまいました。

1昨年の秋、近くに新米を買いに来た初対面の女性が訪ねてきて、何故か化粧水の話になりました。面倒だから使っていないというと、化粧水だけでも使った方がいいと言います。


「私、化粧水は持ってはいるんだけれど」
とオリーブ果汁水を見せると、
「これこれ、これでいいんですよ。ほかは一切忘れて、これだけつければいいんです」
と言うので、つけてみましたが、それも3日ほどで終わって、ビンはそのまま埃をかぶっていました。


先日、実家のある伊丹から帰ってきたMちゃんが、
「お土産」
と、四角い箱をくれました。
「何?」
「ジェル。これだけつければいいの」
「知っているでしょう! 私が化粧水も何も全然使わないのを」
「これ、オールインワンだから、面倒じゃないから。私が疲れた顔していたら友だちが教えてくれたの。お肌が艶々になるから」
「要らないよ。無駄よ」
「簡単だから使ってみて」
と置いて行ってしまいました。


写真をとるために箱から出してみましたが、まだ手つかずです。
私はそんなに顔色が悪いかなぁ。
すっぴんってそんなに変かなぁ。
お陽さまの下で刈り払い機など使うとき、思い出したら日焼け止めを塗るくらい、それも忘れたり、塗ったら塗ったで丁寧に落とすのを忘れたりします。
やはりMちゃんに返そうと思っています。





 

2024年5月12日日曜日

陽だまり


先代のトラは日向ぼっこ好き、よく日向ぼっこしていましたが、 タマ・マルの日向ぼっこ姿は、そう見かけません。
珍しくタマが陽だまりでまったりしていたら、マッサージチェアの上で目を覚ましたマルも寄ってきました。


ところが、すぐ外に関心を向けるマル。


外はお陽さまいっぱいじゃないかと言わんばかりに出かけていきます。


残ったタマは、トラのように陽だまりを求めて少しずつ移動していました。







2024年5月11日土曜日

電池式の道具

大工仕事、庭仕事の道具の進歩は目覚ましいものがあります。
2002年、家の建設を始めて一番嬉しかったのは、以前はなかったインパクトドライバーの存在でした。釘を金槌で打つと、やり直さなくてはならないとき、大いに苦労するのに、インパクトドライバーでネジ釘を打つと、抜くのも超簡単です。
私たちがインパクトドライバーを使い始めた2000年代の初頭には、ナショナルが最高とされていました。ナショナルが握りやすく軽量化したインパクトドライバーを売り始めたのは1993年のようです。


充電式の工具は電池の良さが命です。やがてナショナルに替わって日立が台頭し、マキタが続き、今では我が家のインパクトドライバーは3台ありますがマキタだけになりました。
また、エンジン式や電動式のものしかなかった道具も、続々と充電可能な電池式に置き換わりつつあります。


我が家でもしばらく前に、初めて電池式のグラインダーを購入しました。


電池は、インパクトドライバー、チェーンソー、刈り払い機、ライトなどと同じもので使いまわしができます。


ただ、使った夫によると、使い勝手はまあまあだそうです。


というか、電動のグラインダーの方が慣れているから、やっぱり使いやすいそうです。

息子が買ってくれた刈り払い機。電池が一つだけで、30分しか持たない

私も刈り払い機は電池式よりエンジン式の方がパワフルなので好きですが、チェーンソーはエンジン式より電動より、使い勝手の良い電池式に軍配を上げます。
ところで、電池式のチェーンソーは、道具をいい加減に取り扱ったりあと片づけを怠ったりする夫には使われたくないと、半分秘密にしていたのですが、先日、裏の木を伐るのに探し出されて、使われてしまいました。


「勝手に使わないで欲しいんだけど」
「エンジン式は重くて面倒だし、コードがついているのも面倒だし」


ところが使った後、元の置き場所においてないうえ、カバーもかけていません。
「ちゃんとカバーしてよ」 
カバーを探してもらっていますが、どこに置いたかすっかり忘れて、なかなか出てきませんでした。
やれやれ。





 

2024年5月10日金曜日

紙のおもちゃ


フォトアルバムから昔の写真をさがしていたとき、プノンペンでのボートレースの日に、川岸で子どもたちがおもちゃを売っていた写真が出てきました。鳥や魚、バッタもいて、竹串の先に吊るしてあります。
素材は紙だったのでしょうか?
素材がヤシの葉だったら一も二もなく買ったと思うのですが、1羽も1匹も買わなかった! 1匹くらい買えばよかったと、今更ながら後悔が走ります。


風船細工はしぼんでしまいますが、紙だったら長持ちしたかもしれません。
いやいや。思い出しましたが、荒い竹ひごでつくって紙を貼った提灯というか燈篭、大切にしていたけれど壊れてしまって、持って帰れませんでした。紙の鳥や魚、バッタたちもきっと長持ちしなかったことでしょう。


ボートレースは、大盛況でした。
ところで、この写真の左の空に缶が浮かんでいるのはなぜ?
ちょっと気になります。


この日のために、みんな大切にボートを岸に保管していて、川を船で行くと、ところどころでボートの倉庫を眺めることができます。1年じゅう保管しているので、あまり練習するチャンスはなくて、ぶっつけ本番です。
タイ人はほとんど帽子をかぶりませんが、クメール人は帽子が大好きです。


私が働いていた事務所からも1隻ボートを出したのですが、びりから数えた方が早い結果に終わってしまいました。
このときではありませんが、転覆してしまった年もありました。






 

2024年5月9日木曜日

デスクトップの壁紙

コンピュータの調子が悪くて、電源を抜いたり差したりしている間に、それまでデスクトップの壁紙として使っていた写真が消えてしまいました。


壁紙として使っていたのは、プノンペンに住んでいた時の散歩コースだった、メコン川とサップ川の分岐地点あたりの、雨季に川が増水している写真でした。


それ以前はプノンペンで暮らしていたアパートの写真を使っていましたが、これも何かの不具合で消えたため、手近にあった川の写真を使ったものでした。 

さて、フォトライブラリーを開けば、これらの古い写真が簡単に見つかるのですが、今回も面倒がって、デジタル化して手近にあった私の小学校のときの入学式の写真を壁紙にしてみました。


写真が小さいときはただの記念写真として、別段気持ちを揺さぶられたりするものではありませんでしたが、コンピュータの画面いっぱいに広がると、嫌でも子どもたち一人ひとりの顔が目につきます。
1年から6年まで、1クラスだけの小学校で、毎日毎日一緒に過ごした仲ですが、名字と名前が思い出せる子はわずか、下の名前は思い出せても名字が思い出せない子や、名前を忘れているだけではなく、写真を見て、
「こんな子いた?」
と、頭をひねっても、一緒に大きくなった姿を思い出せない子もたくさんいました。
2日ほど壁紙として使いましたが、耐えきれなくなって、アパートの写真と差し替えてしまいました。
ちなみに私は前から2列目の左から2人目で、私の左隣の子の名字と名前は思い出せましたが、右隣の子4人は、名字も名前も何も思い出せませんでした。





2024年5月8日水曜日

腱膜性眼瞼下垂の手術


1週間前に、夫がたるんだ瞼を吊り上げる手術をしました。もちろん美容整形ではなくて、れっきとした医療で、狭まっていた視野を広げるためのものです。
簡単な手術かと思っていましたが、予想外に長く、2時間ほどの手術でした。


手術した日の夜に、夫が自撮りしてFacebookにUPした写真です。
このときは皮下出血していませんでしたが、次の日から目の周りに皮下出血、だんだん色が濃くなって、パンダのようになりました。
「このまま、治らなかったらどうしよう?」
「治るわ! そんなこと心配しないで大丈夫よ」
血は下へ下へと移っていき、5日目あたりからちょっと色が薄くなり、1週間目には上瞼はほぼ元の色に戻っています。

白内障の手術で、景色が明るくなったうえ、いままでのように瞼が覆いかぶさらなくなったので、うっとうしさがなくなったそうです。シャッターが半分下りた状態から解放されたのです。


こんな写真もUPされていました。
今日は術後の経過観察のため、病院に行きます。







 

2024年5月7日火曜日

風薫る季節


この道を通るとき、忘れずに見るのは、犬供養の石碑と三つ又です。


三つ又は2月に新しいものと取り替えられますが、2月の背景は寒々しい。いまの季節、後ろの小さな畑の作物が育って色を添えています。
大根の花が咲いていたときもあったけれど、今年は葱、ネギ坊主です。種採り用でしょうか。


おやっ、三つ又にマスクが。先日通ったときにはありませんでした。
もうあまり新型コロナウイルスの話は聞かなくなり、マスク必須は病院のみですが、どなたかが完全終息を祈ってつけたものとみられます。





 

2024年5月6日月曜日

KMさんの拾いもの


KさんとKさんの学生だったTさんが、東京と横浜から遊びに来ました。
我が家の近くに住むKM夫人のHさんも、その昔Kさんの学生だったので、Kさんが来たときはいつもKM夫妻に声をかけて、わいわいと楽しみます。
KM夫妻が夕方我が家に来る予定になっていたのですが、その前にKM家に行ってみようということになり、行ってみました。


KMさんは、成田の小泉さんのところで2年、研修生として有機農業を学んだ後、八郷で就農しました。化学肥料や農薬はもちろんのこと、鶏糞など動物由来の肥料も使わないで、落ち葉だけを肥料とした農業をしています。
すごい働き者なのに、ちょっと手が空いたら読むのか、温床の近くや納屋の前などのあちこちに読みかけの本が置いてあり、その本のことなどで、論客の男性3人は座り込んで、さっそく議論を始めていました。


KM家の玄関先には拾ってきた石や流木など置いてあるのですが、


これはすごい! 
畑から出てきた縄文土器です。


これを見て、
「どっかの子どもがつくったんじゃねぇ?」
と言っている、近所のおじさんもいるとか。
真ん中の小さいのは、虫の顔に見えます。


土偶に通じるものがあるでしょうか?


右の端のは、土が詰まっているようだったので、


竹串を使って土を落としてみたら、素敵な蛇のようなものが現れました。