水切り籠新調

 

１０年以上使ってきたアルミ製の水切り籠、しばらく前から少々限界を感じていました。
シリコーンの水切り板を使ったこともありましたが、これも結構手入れが大変、毎日洗って拭いておいても溝の中が黒ずんできて、ごしごし洗えば表面が傷ついてもっと汚れやすくなるという悪循環、わりと短期間でアルミの水切り籠に戻っていました。

アルミ製品は大好きなのですが、アルミと水との相性はそうよくないらしく、水垢で変質して元に戻らず、まだらになった部分があります。

夜は水気を拭き取り、毎日ではありませんが、けっこう頻繁に洗ってもいましたが、四角いパイプに四角いパイプを突き刺している構造上、その接合部分がどうしても汚れてしまいます。
洗うときは置き方を変えながら、上になった面を歯ブラシで洗い、洗い残しの無いように心がけているのですが、汚れはひどくなる一方、しかもパイプの内部にも水が回っているかと思えば、あまり気持ちよくありません。

箸入れも洗いにくすぎました。
それでも、これに代わるものを見つけられず、使い続けていましたが、昨年だったかやっと、これならと思う水切り籠を見つけました。

「家事問屋」のスリム水切りバスケットです。
奥行きが４７センチと５５センチの2種類があり、だいたいのシンクに合うそうですが、我が家の変形シンクの奥行きはもっとあります。
ちゃんと置けるかどうか問い合わせ、さらに検討しましたが、とうとう思い切って買い替えることにしました。

ステンレスはアルミより硬いので、避けていました。しかし、前部がちょっと低くなっているのでぶつけにくことを期待しています。
また、いざ買うと決めたあとも、大きいお鍋やサラダボウルのようなものを洗ったら、どう置けばいいのか想像がつかず、不安も残っていました。

我が家のシンクは５５センチより奥行きがあるので、シンクをまたいで水切り籠を自在に動かすというわけにはいきません。

これまでのように甲板の上にゴムの板を置いて、シンクの縁の高さ分を高くして水平に置くことも考えましたが、それではゴムが丸見えです。
水の受け皿に十分な傾斜がついているので、ゴムを置かず、そのまま使うことにしました。

さて、実際に使ってみました。
鉢が立てて水切りできるのは、よい方の誤算でした。これなら前のものより便利かもしれません。アルミの水切り籠は二段になっていて、上段には縁がない上に、水切り籠自体が軽かったので、大皿や鉢は危なくて立てられませんでした。

四角いお皿も立てることができ、別売りの「箸ポケット」も、その中の小さな受け皿が外せるので、洗いやすそうです。

副産物は、その奥の見通しがよくなったことです。
前の水切り籠は背が高いうえに部材が太かったので、その後ろはちょっとした隠れ場所となり、散らかりがちでした。

さて、好きだったアルミの水切り籠とは、とうとうお別れすることになってしまいました。