2009年11月13日金曜日
シクラメン
パレスチナの村で、どこに行っても、オリーブ畑の石垣のあいだに野生のシクラメンが生えていたのを見たことがありました。別の季節には、アーモンド畑やオリーブ畑で、アネモネ、ケシ、ヒナギク、菜の花などが一面に咲き、数日間は色とりどりの絨毯のようになっているのも見ました。夢のような美しさでした。
シクラメンが、日本でも育つとは知りませんでしたが、4年ほど前のこと、ホームセンターで原種シクラメンを売っているのを見て、懐かしさでいっぱいになり、即購入しました。
植えたところがちょっと日陰過ぎたのか、1株は消滅、残った1株も元気がないので、もう少し陽がさす、半日陰の場所に移しました。
今年の春、シクラメンは大きくなったギボウシの葉の下から、なんとか光合成したいと、葉柄を長く、ひょろひょろと伸ばしていました。これはまずいと、二度目の移植をしました。
三度目でやっといい環境だったのか、8月ごろいくつか花が咲き、10月にまた、たくさんの花が咲きました。
ところで、我が家では、今、仮設工作棟の引越し中です。ビニールハウスを2棟を取り壊したら、本当の作業棟を建設するために、シクラメンを植えてあるところも整地しなくてはなりません。「まだ葉が残っているうちに移さなくちゃ」と見てみましたら、あらっ、花の茎(柄)がくるくると丸まって、真ん中に実がなっているではありませんか。
ネットで調べてみたら(便利です)、シクラメンの語源は、くるくると巻くということだそうです。知りませんでした。
きれいに、巻いています。実から増えたりすると嬉しいのですが。また移植するので、どうでしょうか。
今、シクラメンを植えているところは半日陰、色々な植物に好まれているところです。すべての植物たちに同じような環境を見つけてあげたいのですが、目先の仕事に追われていて、まだまだそこまで手が回っていません。
隣で、季節はずれのキキョウが一輪咲いていました。
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