2009年12月10日木曜日

鍋敷き?



藁、草などでつくった輪ですが、これは鍋敷きでしょうか?
答えは、左から二番目のものだけは、日本の鍋敷きですが、あとは鍋敷きではありません。

右の三つの輪は、荷物を頭に乗せて運ぶとき、頭が痛くないように、また、乗せるものが安定するように使う輪です。右の二つはアフリカのもので、真ん中のは韓国のものです。

アフリカの壷は、どうして底が丸くて不安定なんだろうと不思議に思っていましたが、運ぶときは、底が平らより、丸い方が安定するのですね。たいていの人は、こんな輪なしでも、じょうずに頭に乗せて運びますが、長距離を行くときなど、輪があれば、より安定するのでしょう。

一番左のものは、アフリカの楽器を乗せるためにつくられたものなので、伝統的なものではありませんから、ちょっと大きな輪になっています。




韓国の輪を裏返したところです。藁でしっかり、美しく編んであります。
20年ほど前に、プサン(たぶん)の市場で手に入れました。

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