機械でなく、手でつくったものはなんでも好きですが、ブリキという素材にも、いつでも惹かれてしまいます。
これはマレーシアのボルネオ島、サラワクの、たぶんマルディという小さな町の市場で出会ったスコップです。長さが30センチもあるような、巨大なスコップです。いったい、なにをすくうのでしょう。サゴでんぷんかなあ。重いものを入れても、持ち手がしっかりしているので、問題ありません。
大きすぎて、使いこなせないでいます。
犬の餌入れのブリキの缶に入れてあるのは、パレスチナのスコップです。この缶からガラスのビンに移して使っているのですが、細いビンに入れやすい形で、重宝しています。エルサレムのすぐ北の町、ラマッラの、町外れの金物屋さんで買いました。長いあいだ使っているので、角が取れて、いい感じになっています。
パレスチナでつくっているのでしょうか?それとも隣国ヨルダンでつくられたものでしょうか?
ちなみに、猫の餌の缶には、こんなスコップが入っています。日本で買いましたが、どこでつくられたものか、わかりません。
カンボジアのスコップです。1990年ごろ行ったときは、穀物屋さんは使っているのに、金物屋に見当たらず、穀物屋のおばちゃんに、使っているのを譲ってもらったことがありました。それが一番左のものです。
入手経路も、時期も、全部違うのですが、みごとにカンボジアスタイルを確立しているのが、おもしろいところです。右の大きいのは、停電の多かったプノンペンで、立てて、キャンドルスタンドとして使っていました。
インドネシアの木製スコップです。ブリキとは違った暖かさがあります。
そして、これはインドネシアのものだったか、フィリピンのものだったか、忘れてしまいました。フィリピンの北ルソンの人々とインドネシアの人々は同じルーツなので、似ていて、当たり前なのですが。
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