陶芸家のしがみさこさんの玄関の前に、土でできた、怪獣のようなものが置いてありました。
「外に置いてある、ウルトラマンの怪獣みたいなものはなあに?」
「えっ。なんだろう」
「ほら、顔が青い縞々になっているやつ」
「ああ、狛犬ね。一時いっぱいつくったの」
「えぇっ。狛犬なのぉ」
「汚れているけど、よかったら、持って行っていいわよ。新築祝いってことで」
「わっ。ほんと!。いただく」
かくして、三匹いた狛犬のうちの一匹が、我が家にやってきました。
しが家では、外に鎮座していましたが、我が家では、お座敷狛犬となりました。
横から見ても愛嬌がありますが、正面から見ても、愛嬌のある顔をしています。高さ37センチ、かなり存在感があります。
そして、後姿は、ちょっと哀愁を漂わせています。
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