2011年7月21日木曜日

福助さん





縁起物の福助さん、正直そんなに好きではありません。
それにしても、持って生まれた顔ではなく、つくり出す顔なのに、気持ち悪い顔の福助さんの方が多いのは何故なのでしょう?
唇は赤く、おでこが異常に出っ張っていたり、福耳はトレードマークとしても、子どもだか老人だかわからない顔をしています。

それなのに、昔、散歩していた上野の不忍池のほとりで、この福助さんに出会ったとき、
「福助さんも、一人くらいいてもいいかぁ。縁起物だし」
という気持ちになり、我が家に連れて帰りました。




昔の貯金玉です。
青い頭に、青い裃。なんだか笑ってしまいます。

しばらくして、浅草助六の招き猫を持った福助さんがやってきましたが、こちらはあくまでも招き猫がメインです。




招き猫持ちの福助さんと前後してやってきたもう一人の福助さんは、福助さんにあるまじき美男子です。
しかも、美男子の福助さんは、素敵な台座に乗っていらっしゃいます。




栗の木でしょうか、刳り抜いてつくった台座です。
骨董市で見つけたのですが、もともと、こんなに素敵な台座に座っていらっしゃったのでしょうか?

可愛がられていたに違いない福助さん、何かのご縁で、私のもとにいらっしゃいました。





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