2011年8月21日日曜日

青銅の装身具





アフリカの鋳物(蝋型鋳物)の中でも、華やかなのは装身具や、儀礼に使う装飾品でしょうか。
アシャンティーだけでなく、たくさんの民族グループそれぞれに、素晴らしいものをつくっています。

といいつつ、私が持っているのは、アンクレット一つだけです。
アンクレットというより、足かせと呼びたいくらい重いものです。




模様が、ずいぶんすり減っていますから、実際に使われていたものと思われます。
アシャンティのものではなさそうです。

アフリカの人々の足は、足首が細くてとてもきれいです。しかし、日本人は足は太いし、冬は寒いし、ピアスや、せいぜい鼻輪くらいは普及しても、アンクレットは普及しそうにありません。




一つだけでは寂しいので、『AFRICA ADORNED』の写真のなかで、アンクレットを見てみました。いろいろあります。

一番大きいのと手前左のは、コートジボワールからギニアにかけて住んでいるダン人のアンクレットです。小さい方は常時身につけて、畑に行ったりするにも楽なサイズだと、写真に説明がついています。
右はンゲレ人の女性用のブレスレットです。




左右とも、コートジボワールに住むベテ人のアンクレットです。左の背の高いのは、身分の高い女性が身につけるものだそうです。
こんなに高さがあるとじゃまになりそうなので、身分の高い、あまり労働しない人に適しているのかもしれません。




ガーナに住む、カセナ人の女性が、実際にアンクレットを身につけているところです。
これで畑に行くのですから、まるでトレーニングをしているようなものです。
もっとも、アンクレットをつけていない私と徒歩競争したら、負けるのは、100パーセント私の方ですが。




『AFRICA ADORNED』に載っている、ブレスレット、ネックレス、指輪などの装身具も、儀礼用の装飾品、どれもとっても素敵でした。







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