2011年12月11日日曜日

「おこげ」の試行







土鍋の「おこげ」では、ほかの鍋に比べて、ご飯があまりおいしく炊けなかったので、いろいろ試してみる、と言いながら、あっというまに三週間がたってしまいました。

最初の一週間は、まったくなにもできませんでした。
大勢の訪問者があったので、つくりながら食べようと用意した焼きそば九食分がまるまる余り、昼も夜も焼きそばを食べる毎日でした。
キャベツやもやしなど野菜を主につくるので、一度に食べる麺は二人で一食分だけ、ついに電気グリルを食卓に出しっぱなしにして、ひたすら焼きそばを食べ、やっと食べ終わったら、一週間経過していました。
やれやれ。

さて、「おこげ」を試そうとしたら、
「冷蔵庫にあるホタテ何とかって何?」
と夫。
「炊き込みご飯の素よ」
「今夜はそれを食べよう」
炊き込みご飯なら、ご飯の味がわかりにくいので、「おこげ」試すのが、また先延ばしになりました。
そうこうしているうちに、また訪問者があったりして、やっと使う機会がやってきたのは十日以上経ってからだったでしょうか。

「おこげ」の火加減ではなく、私の火加減で炊いてみました。
でも、おいしさはいまいちでした。




それまで、なんとなくご飯はたくさん炊いた方がおいしい、という思い込みがありました。
でも、
「二合炊いたらどうだろう」
と、「おこげ」本来の火加減(中火で17分、蒸らしに15分)で、二合炊いてみました。
「おい、なんだか焦げ臭いぞ」
「いいの、いいの」
なんと、大成功でした。

一度では、まぐれということもあるので、もう一度炊いてみました。同じです。
どうして、三合炊くときよりおいしく炊けるのかわかりませんが、確実においしく炊けました。

お鍋の容量と関係あるのか調べて見ましたが、三合でおいしく炊ける手持ちの赤いホウロウ鍋は、これより小さくて、1.8リットルくらいでした。
もっとも、ホウロウ鍋も、もしかしたら二合の方が三合よりおいしく炊けるかもしれません。




というわけで、気軽に「おこげ」を使える環境がやっと整いました。

我が家では、いつも二、三食分炊き、土物のおひつに入れて、電子レンジで暖めなおしています。
このおひつは三代目、ちょっと大きめですが二つあり、重宝しています。
我が家の電子レンジは高いところに置いてあります。熱くなったおひつを取り出すとき、つい蓋を落として、以前使っていたものは割ってしまったのですが、このおひつは長持ちしています。






2 件のコメント:

  1. なるほど、三合炊きで二合炊こうとは思いもよりませんでした!

    「小おこげ」1.5合炊き(これで1合炊くことはよくある、いつも美味しい)が美味しかったのは、やはり「中火で十数分」というインスタント笑な炊き方、三合じゃ辛いということだったんですかね。
    じゃあ私は2.5合で試してみようかしら!
    春さん、どうもありがとうざいます。

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  2. toki-sappさん
    「そういえば、昔のお釜(羽釜)って、たくさん炊くとはいえ馬鹿でかかった」と思って試してみました。
    我が家では圧力鍋が一番おいしく炊けますが、容量も他の鍋より大きいのです。
    まあ、「おこげ」でおいしく炊けることがわかってよかったです。
    もしかしたら、お鍋お鍋で、一番おいしく炊ける量があるのかもしれません。
    今度、「おこげ」でも別の火加減を試してみます。

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