2012年2月16日木曜日

ボタン


力仕事に明け暮れる毎日。ほぼ家に敷地の中にいて、せいぜい郵便局に行くくらいの毎日。「着飾る」という楽しみからは遠く離れてしまいました。楽な上下を着たきりで、まったく痛痒を感じません。

喜んで着てもらえるブラウスやスカートは、何人かにもらっていただきましたが、まだ、冠婚葬祭にも、ちょっとした旅行にも全然困らないほど、残っています。
江戸や明治の女性には申し訳ないほどです。


自分で縫い物をする必要もなくなりましたが、それでも裁縫箱なしでは暮らせません。
そして、裁縫箱の中には、もう使うことがないかもしれないボタンも入っています。
古い衣類を処分するときに、ボタンは捨てられなくて、はずして取って置いたりするので、なかなか数が減らないのです。


裁縫箱は、二つありますが、二つの裁縫箱に入りきらないボタンは、裁縫材料箱にも入っています。


ココヤシのボタンです。


ボタンは丸いものに限ります。
ウサギの形のボタンは、足や耳に引っかかって、着るのにも脱ぐにも手間がかかります。


黒い貝ボタン。


白い貝ボタン。

分厚い貝を使ったボタンは、裏表白いのですが、貝の厚みが十分でないものは、裏に赤い色や黒い色が見えます。
黒も白も、私は貝ボタンは裏を表にして使うのが好きです。


これは確かタグアのボタンだったような。


裏は、まったりした象牙色です。


そして、木のボタン。


鉛筆のボタンは、息子たちが幼いとき、胸に並べてつけてやったものです。
リフォームといいますが、子供服には洗いざらしの布は使えません。私のワンピースを解いて、手間暇かけてつくったのに、活動の激しさについていけず、その日のうちに敗れて、泣きたくなったこともあります。
新しいしっかりした布でつくっても、すぐに擦り切れるのが子供服でした。



先日も、コインの中からさいころがいくつか出てきたばかりだというのに、ボタンの中にも隠れていました。



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