鬼たちをつくった、鈴木若弥さんの猫です。素焼の猫に、鮮やかな彩色がなされています。
近頃、招き猫作家たちの作品は、大きいものだと、平気で五桁の値段がついています。中には六桁のものまであり、全般的に高すぎると思っていますが(買わないから、関係ないのですが)、鈴木さんの猫たちは妥当な値段であることも、嬉しいことです。
鞠と魚、猫の好きなものがセットになっています。
魚は、頭に乗せることもできます。
豪華な衣装!
もう一つは、招いていない猫です。
鈴木若弥さんを紹介してくれたSさんは、断然お座り猫派です。
「伸びをしている猫はただの猫だけれど、座った猫には、猫を超えた毅然とした意思が感じられない?」
どうでしょうか? ただの猫もかわいいと思うのですが。
これが、Sさんのお座り猫たちの一部です。
鈴木若弥さんの人形には、捨て猫を飼ってしまう優しいお人柄がにじみ出ています。
お連れ合いを亡くされ、息子さんも亡くされ、ご自身も大病なさって、制作はもうやめようかと思ったこともあったけれど、やはりつくっていれば楽しいこともあると思い直されたとか。
3月11日は息子さんのご命日で、昨年はお墓参りから帰られたところで地震に遭遇され、神奈川県の藤沢市にお住まいですから、このあたりよりひどくはなかったものの、お孫さんを抱いて、机の下に入られたそうでした。
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