2012年4月6日金曜日

犬のおもちゃ



我が家に棲息している、犬張り子以外の犬たちです。
猫の多さに比べると、犬の数は、圧倒的な少なさです。


しかも、学生時代から持っている、古いものが多いということは、当時は同じほど持っていた猫が、以来増殖し続けたのに比べて、犬はちっとも増えていかなかったということでしょう。

これは、確か秋田県の八橋(やばせ)人形だったと思います。
八橋を訪れたのは、夏の暑い日でした。土人形をつくっている家のおばちゃんだったか、軒先を示して、「ここまで雪が降るんだ」、と言うのですが、とても信じられない気持だったのを思い出します。

昔、日本で犬と言えば狆(ちん)、犬のおもちゃもほとんどが狆だそうです。


京都の伏見人形。
真っ白で、白がまぶしすぎるくらいでしたが、すっかり黒ずんでしまいました。

この二匹に加え、大阪のむつみ犬も一緒に、はるばると、ガーナからアメリカにも同行しました。 日本食などは全く持たず、未知の土地に最小限の荷物を送った中に郷土玩具がたくさんあったのですから、ずれていると言うか、暢気なものでした。


福岡県赤坂の犬笛。
赤坂人形は、なんでもおおらかです。


我が家では新参者ですが、江戸時代の土人形です。
どうして江戸時代のものとわかるかというと、江戸時代にの赤が使われているからだそうです。
もっとも、どれが「江戸の赤」か、判定できる自信はまったくありませんが。

追伸:


忘れていましたが、こんな犬もいました。
犬香合形の犬。


お雛さまのとき飾っています。


そして、ちびわんこ。高さ13ミリ、京都の人形らしい人形です。
これは息子の干支。あと、もう一人の息子、夫と私の干支人形もあります。

2 件のコメント:

  1. 先日、国立博物館で雛人形の「犬ばこ」を見ましたが、犬のお人形には、安産や子どもが丈夫に育つという願いが込められているのですね。
    どの犬も平和な顔をしていますね。

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  2. mmerianさん
    そういえば、水天宮の犬の絵馬も持っているのを思い出しました。
    お産が一大事業のときは、本当に犬のおもちゃにすがることぐらいしかなかったでしょうね。
    いまでもラオスやカンボジアの田舎では、5人産んだけど育ったのは2人なんて当たり前に聞きますし、お産で命を落とす人もたくさんいます。
    国立博物館って、上野のですか?もう長い間足を踏み入れていません。前は、先日通りましたが。

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