2012年10月27日土曜日

八郷の門


八郷には、長屋門の立派な家がたくさんあります。


でも、長屋門は、このあたりでは、ランクとしては二番目だと言われています。


というのは、長屋門には「両袖の部屋を使える」という機能があるからです。


ずいぶん減ってきてはいますが、茅葺の長屋門もまだまだ残っています。



そして、長屋門よりランクが上とされているのが、四足門です。
四足門は、四本の柱で立っていますが、扉がなく、精神的な結界以外の役割は持っていません。ただ、お金を持っているからと言って、誰でも立てられるというものではなく、旧家のシンボルとなっているのです。


旧家と言っても、たいていは、じいちゃんばあちゃんが住んでいて、葱なんかつくっていたりして、周りの家の生活となんら変わらない生活をしています。


このあたり、普通の家ですら敷地は300坪以上、敷地には母屋、納屋、隠居などいろいろ建物があり、たった一人暮らしでも、手入れ良く住んでいます。
それでも、「家を美しくするのが悲願」の世代は高齢化が進み、若い世代は文化住宅(普通の家)に住みたがっています。


4 件のコメント:

  1.  春さん装身具のことでコメントを入れるつもりが圧倒されました。
    やはり農地改革(戦後の)以前の旧家でしょうか、
    すごい瓦ですね。

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  2. 昭ちゃん
    ここにきて驚いたのは立派な農家ばかりということでした。もともと温暖で土も豊かだったんだと思います。
    でもよく見ると、鎌倉時代までご先祖様をたどれるような旧家があり、明治に蚕で成り上がった農家あり、昭和になってタバコで儲けた農家ありという感じでしょうか。
    江戸時代に、一部でも瓦を使うことのできた農家は本陣だけかな?それとも誰も使えなかったかな?いずれにしても、瓦葺は明治以降です。

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  3. それでわかりました。
    〇生や宇〇宮・川〇でもありますからね、
    商家だったら「うだつ」があがるところですね。

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  4. 昭ちゃん
    それはみんなこだわっているのですよ。四足門を建てられないような家でも、築地塀は素敵です。
    ある日ブロック塀を壊していると思ったら、凝った築地塀にお建て替えです(笑)。
    でも、本当に素敵なのは年月をかけた生垣です。薄いのあり、高いのあり、とっても素敵です。

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