八郷には、長屋門の立派な家がたくさんあります。
でも、長屋門は、このあたりでは、ランクとしては二番目だと言われています。
というのは、長屋門には「両袖の部屋を使える」という機能があるからです。
ずいぶん減ってきてはいますが、茅葺の長屋門もまだまだ残っています。
そして、長屋門よりランクが上とされているのが、四足門です。
四足門は、四本の柱で立っていますが、扉がなく、精神的な結界以外の役割は持っていません。ただ、お金を持っているからと言って、誰でも立てられるというものではなく、旧家のシンボルとなっているのです。
旧家と言っても、たいていは、じいちゃんばあちゃんが住んでいて、葱なんかつくっていたりして、周りの家の生活となんら変わらない生活をしています。
このあたり、普通の家ですら敷地は300坪以上、敷地には母屋、納屋、隠居などいろいろ建物があり、たった一人暮らしでも、手入れ良く住んでいます。
それでも、「家を美しくするのが悲願」の世代は高齢化が進み、若い世代は文化住宅(普通の家)に住みたがっています。
春さん装身具のことでコメントを入れるつもりが圧倒されました。
返信削除やはり農地改革(戦後の)以前の旧家でしょうか、
すごい瓦ですね。
昭ちゃん
返信削除ここにきて驚いたのは立派な農家ばかりということでした。もともと温暖で土も豊かだったんだと思います。
でもよく見ると、鎌倉時代までご先祖様をたどれるような旧家があり、明治に蚕で成り上がった農家あり、昭和になってタバコで儲けた農家ありという感じでしょうか。
江戸時代に、一部でも瓦を使うことのできた農家は本陣だけかな?それとも誰も使えなかったかな?いずれにしても、瓦葺は明治以降です。
それでわかりました。
返信削除〇生や宇〇宮・川〇でもありますからね、
商家だったら「うだつ」があがるところですね。
昭ちゃん
返信削除それはみんなこだわっているのですよ。四足門を建てられないような家でも、築地塀は素敵です。
ある日ブロック塀を壊していると思ったら、凝った築地塀にお建て替えです(笑)。
でも、本当に素敵なのは年月をかけた生垣です。薄いのあり、高いのあり、とっても素敵です。