2012年11月2日金曜日

コンベックスルール


まさか、コンベックスルールを毎日腰にぶら下げ、一日に何度も何度も出したりしまったりする生活を送ろうとは、十五年前には、露ほども考えたことがありませんでした。
ところが、今ではこれなしの毎日は考えられないのですから、人生はおもしろいものです。

コンベックスは、作業場でざっと集めただけで、このくらいありました。
どんなのがいいのか、よくわかっていなかった頃に買った、使い勝手のあまりよくないものもあれば、手伝いに来てくださる方のために買ったものもありますが、通常使っているのは、私も夫もいつも一つだけです。

上の写真のコンベックスは、全部5.5メートルですが、7メートルのものもあります。5.5メートルまで測ることはまれですが、材木は4メートルものが多いし、3メートルではあまり用を足しません。また、大は小を兼ねず、7メートルのものも、普段使うにはちょっと重いし、使い勝手もよくありません。


上は夫のコンベックス、下が私のです。夫のはメートルの反対側には尺が印されていまが、私のは両側ともメートルです。
私の場合、印つけに上の目盛も下の目盛も同じくらいの頻度で使います。


コンベックスは遠くまで伸ばして使うことが多く、ある程度の長さまではするすると伸びるよう、厚みがあり、幅もあるものを使います。
幅は25ミリ、先端は磁石になっています。


いつも使っているコンベックスには、裏には縦方向から読めるように目盛が印されています。まっすぐ上なら、1.5メートルくらいは楽に伸ばすことができますし、気をつければ、もっと伸ばせます。そんなとき、こちらの目盛を読みます。

手に慣れて来ると、見なくても自分のコンベックスかどうか、感触でわかります。また、そのいつもの感触でないと、作業がぎくしゃくします。
だからコンベックスは、あちこちに常備しておいて、その都度そこにあるのを使う道具ではなく、いつも身につけて使うものです。


一日に何十回となく伸ばしたり、巻き取ったりしますから、やがて傷んできます。ちょっと傷がつくとそこから錆びてきて、やがて傷が広がり、切れ目ができたりして、出し入れがスムーズにできなくなります。そうなったら、残念ながら交代の時期です。

ホームセンターに行くと、いろいろな機能を持ったコンベックスルール並んでいますから、よさそうなのを手にとって確かめて、納得のいくものをさがします。そうして、また新しいコンベックスとの生活がはじまります。

といっても、今のは十年で三代目かな?けっこう長持ちします。


上がコンベックスルールを装着してある夫のベルト、下が装着していない私の腰袋です。

2 件のコメント:

  1.  本格的なんですね、
    私も閉山後鉄鋼関係で働いたので良くわかります。
    当時古い機械はインチサイズで曲尺も両方通用するのを、、、。
    鉄板ですが墨つぼではじいたりポンチを打ったり懐かしいです。
     日中は好天気つづきですね。

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  2. 昭ちゃん
    コンベックスも日々進化しています。大工仕事は、インパクトドライバができてからこっち、格段に仕事しやすくなりました。
    ただ、墨つぼは、新型はやりにくいので旧型を使っていますが、毎日ならともかく、久しぶりに使うとなかなか調子が出ず、そのうち糸が切れたりして、結構大騒ぎです(笑)。
    こちらも秋晴れのいいお天気ですよ♪

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