仮面ライダーに比べると、ウルトラマンはほんの少々我が家にいるだけです。
じょじょに増えているという形跡も、まったくありません。1980年代のものでしょう。
写真に撮ってみると、赤、銀色、黄色だけの色合わせが、なかなかおしゃれです。
息子たちは小学生の頃、ウルトラマンシールを集めて専用の冊子に貼るのに夢中でした。どうしてあんなにたくさん持っていたのか、不思議に思っていましたが、最近謎が解けました。
上の息子の同級生に母子家庭の子がいて、彼はいつもお小遣いをたくさん持っていて、毎日シールを買って、ダブっているとみんなにくれたのだそうです。
「すっげえぼろいアパートに住んでいて、家には何にもないのに、毎日100円もお小遣いをもらって、お金持ちだか、貧乏なんだか、全然わからなかったよ。シールを貼る糊もなくて、ご飯粒を潰して貼ってて驚いちゃった。ご飯で糊つくるなんて考えられる?」
「それ、そっくいって言って、昔は当たり前につくった糊よ」
息子は、その当時の同級生のお母さんの年をとっくに超えています。そして、そのお母さんの気持ちが少しはわかる年頃になったでしょうか。
さて、我が家にいるのは、一番最初のウルトラマンのようです。
この貯金箱には裏にシールが貼ってありました。読んでみると、
「お金の出し方、シールをはがして前後に開いてください」
と書いてあります。
なんて単純なんでしょう!前後に割って取りだすなんて。
小さなソフトビニールのフィギュアは、がちゃがちゃだったのでしょうか。
二等身以下のウルトラマンには、着ぐるみのウルトラマンにはない愛嬌があります。
これは三等身のウルトラマンです。
走らせると、
胸から光線を出します。
今日も元気で、シュワッチ!でしたっけ?
ご飯つぶの糊、そっくい(続飯)というのですね。知らなかったです。私も、よくご飯粒のり使っていました。しかし、きちんとつぶれていなくて、張った所はぼこぼこしていましたね。
返信削除友人はみな、市販の糊を使って図工の課題作品を提出しているので仕上がりが美しくて羨ましかった記憶があります。祖母にあてる手紙の封筒にもこの糊を使っていました。懐かしいです。
hattoさん
返信削除祖母がそっくいと言っていました。何を作るときだったか忘れましたが、そっくいでないとだめなものがありました。何だったかなあ。つまみ細工とか、押絵とか、人形の髪の毛の修理とか、そんなものだったでしょうかね。
障子紙を貼り替えるときは、小麦粉を煮ていました。膠を煮ていた時もあったし、ふのりもあったかしら?ちゃんと糊を使い分けていたのですね。
確かに、よく練らないとでこぼこして使いにくかったですね。でも夏休みの工作の宿題で、厚紙を使って立体的につくった動物園なんて、大和糊よりそっくいの方がよく着いた感じがしませんでした?
あはは、そうそう!厚紙をつかって動物つくりの課題は、ご飯のほうがよくくっつきましたね。春さん、すごい!よく覚えてる!
返信削除布団のシーツにも、ビニール袋にはいった洗濯糊をバケツにといて糊かけを手伝っていました。シーツに糊がけなんてもう何年もやっていません。あのガリガリのシーツちょっと懐かしいです。
hattoさん
返信削除昔のシーツは、みんなばりばりに糊を利かせていましたね。寝ると痛いくらい。私自身はめんどくさがりやでやったことがありません。今もシーツは糊もしないで洗いっぱなし、くしゃくしゃです(笑)。
ワイシャツにも糊が利いていて、みんなぴんぴんでした。
いろいろな糊がありましたね。