2013年5月1日水曜日

古賀人形は赤

学生時代に、窯元を訪ねて手に入れた長崎県の古賀人形、先にUPした時は、阿茶さん、猿、ふくろうしかいないと思っていました。


そしたら、いたっ。
別々なところに、 まず馬乗り猿を発見、猫棚で猫も発見しました。

実はあれから、おっとりした猿しか持っていないけれど、馬乗り猿と、鶏猿は出ていないかなとヤフーオークションをのぞいたことがありました。
「出ている!」
なんと、あっさり(運よく)見つかったのはしばらく前のことでした。


しかし、持っていたことを忘れていたなんて、ばかみたいでした。


新旧の馬乗り猿を並べてみると驚きます。
郷土玩具は、世代が変わると、作風が全く違ったものになったりしがちです。ところがどうでしょう、この猿たち、そっくりです。瓜二つです。

新しいものには定価票が貼ってあり、先代の製作者小川亨さん(18代)のお名前がありました。古いものは16代目の小川セイさん作だと思われますので、二つの間に40年ほどの開きがあり、おばあちゃんのつくったものと、孫(たぶん)のつくったものという関係です。


もっとも、赤色は色味は同じですが、原料はいつからか違うものにしたそうです。
見ている者としては、褪色する顔料も好きですが、作者としてはそうもいかないのでしょうか。

ちなみに、土人形がいつごろつくられたものかは、使われている赤色で判断します。


初めて手にした鶏抱き猿もなかなか迫力があります。
馬乗り猿は中国伝来の故事にちなみ、ばくろうのお守りとされていたそうです。では鶏猿はなんだったのでしょう?
それにしても赤が強烈です。



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