2013年5月3日金曜日

橋の修理


この一ヶ月くらい、テラスから裏庭へと下りる階段と、それに続く木の橋を、折々になおしています。
地震で瓦が落ちてきて壊れたところ。散らばったものを片づけて重ねておいていたので腐ったところ。あれこれ長い間放置しておいたので、梁の松材だけでなく、床材の一部さえ腐ってきています。

もっと前に何とかすることができたでしょうか?
いえいえ、毎日精いっぱいやっている、とは言い切れませんが、他の作業もあり、なかなか手が回りません。
一日、力いっぱい働くと、次の日はなんとなく肩や手、指の節々などが痛くて、作業量はセーブしてしまいます。
そんな体力にはお構いなしに、懸案事項はあっちにもこっちにも山積みです。

私は、階段も橋も傷みが進んだので、全部取り外し、大々的に直す以外ないかなと思っていたのですが、夫は最小の修理でなんとかなると言います。窮地に陥ったとき、その解決法をなんとか見出すのがわりと好きな(平気な)タイプの夫、その方法に従ってみましょう。
地震以来二年余り、やっと重い腰をあげました。


梁の傷んだところは取り除き、他の材を足して、梁全体に銅板をかぶせました。
板金屋さんにお願いすると、確か1メートルが3,000円くらいじゃなかったでしょうか。自分でやれば、余っている銅板もあったので、手間だけです。


奥に見える梁は新設しました。以前は取り外し可能な橋を架け、はずすと軽トラックが通れるようになっていました。でも、いろいろ使えると言うのは、使ってみるとわりと不便、やはり固定した方が、すっきりします。
梁の上面はすっかり銅板で覆ってしまいました。防水テープくらい貼ることはあっても、銅板葺きの梁なんて、贅沢で、ちょっと見たことがありません。
途中、橋が切れているところは横切るところで、真ん中に踏み石をつくってあります。


傷んだ床板には、塗料(オンリーワンコート)を塗り直しました。白く見えているところは、重ねていたところに生えたカビです。自慢できるものではありませんが。


いよいよ、床板を貼っていきます。


これまで、75ミリのステンレス釘で留めていましたが、120ミリのステンレスのネギ釘に替えました。


120ミリともなると、インパクトドライバーもたじたじ、もっと強力な電動ドライバーを使います。


たちまちパワーアップですが、影響が出るのはビットの先、この一年、一つも欠いていなかったビットを、あっというまに二本も駄目にしました。
それにしても、一本のビット、錆び過ぎています。


一応橋の部分は完成です。
軽トラックはここを通らなくても、奥を回って入って来ることができます。


手前の階段部分は、もともと未完成でした。だからまだ、足りない部材を買ってきたり、切ったりしなくてはなりません。
完成までにはもう少しかかりそうです。


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