先日、Kさんにいただいたお灸です。
小さい頃、仏壇の引き出しには、お線香、季節の色紙、掛け軸などとともにもぐさが入っていて、ときおり祖母がやっているのを見たことがありましたが、この年まで私はやったことはありませんでした。
紙筒の中にもぐさが入っているのを、使う時に中だけ押し上げます。
そして、つぼ(押して痛かったり、固かったりするところ)に置くと、ぺたっと貼りつきます。
正確なつぼでなくて、ちょっと外れても、その周辺であればかまわないそうです。
それに火をつけて、燃え尽きて、紙筒が触っても熱くなくなるまで置いておけばいいのです。
「お灸をやってもらえるでしょうか?」
と聞くと、
「やりませんよ。お灸して欲しいなら余所に行ってください」
と、にべもなく言われたことがありました。
なら、どうして鍼灸院と名乗っているの?
これは、市販されている、千年灸という種類のお灸だそうです。
だいたい、専門家が市販されているお灸を使うのは、沽券にかかわると思っている節があるとは、Kさんのお話でした。
身体の大掃除をしてから、まだ痒いのをのぞくと、規則正しい生活をしているので、身体は快調ですが、昨夕、ちょっと肩がこってきました。
そこで、一番固いところ、高校生の頃からこっているところに二度続けてやってみたら、すっきりと軽くなりました。もぐさが直接当たらないので、もともと熱くはありませんが、あまりにもこっているときは、暖かさもまったく感じないほどです。
その昔、友人が足への一回のお灸で逆子をなおしてから、お灸はずっと気になっていたものでした。その逆子ちゃんはもう大学生です。
さて、胃の中の余分な水分を取るつぼも聞いたところで、しばらくお灸とつき合ってみるつもりです。
お灸九州では「やいと」です。
返信削除両膝が関節炎なので一時期続けました。
お寺で点をおろしあとは自分ですえますが、
お皿の周りに7ヶ所で一点を9回焼きます。
じかっと熱いですよ。
奇数が基本で黒いかさぶたが取れ赤みの上に「もぐさ」を、、、
あとはぽかぽかしますが、
やはり長続きしませんでした。
昭ちゃん
返信削除わっ、懐かしい。岡山の祖母もやいとと言っていました。すっかり忘れていました。京都から同心円状に古い言葉が残っているといわれています。こちらに来て「くちなわ」という言葉を聞いた時には嬉しくなりました。もっとも、ここでは蛇一般でなく、マムシのことだけくちなわと言っていますが。
昭ちゃん、千年灸はいいですよ。火傷しません。でも熱く感じなくても皮膚は熱されているわけだから、一度に同じところに3回も4回もやっちゃだめのようです。ピタッとくっつくようにできているので、腕の裏表同時でも大丈夫。私は脚の膝のちょっとしたの真ん中より外側の、抑えて痛いところや肩にやっています。
私は10代の後半からお灸にはまっていましたよ。せんねんきゅ~!なんかも使いました。そして家族もつられてみんなでやっていたので、室内はお灸の匂いと煙が漂っていましたが、それがなんだか良かったです。
返信削除hattoさん
返信削除私はやったことがなくて、でも憧れていました。お香を焚くぐらいだから、お灸の煙が漂ってもかまいませんよね。夫と二人で楽しくやっています。
今も思い出してやったので、キーボードをたたきながら、両腕から煙が出ています(笑)。
10代でやるって、すごいですね!