昨日、夫の本『地球を生きる・上下巻』(岩崎駿介著、明石書店、2013)が上梓しました。
原発事故がなかったら、もしかしたらこのタイミングで書くことのなかった本かもしれませんが、約一年かかりきり、その間、作業棟の建設は、ほぼストップしてしまいました。
副題に「一語一絵」とあるように、どの話題も一ページ読み切りで、必ず写真や絵が入っています。上巻は、彼のライフワークである、南北問題の構造的解明や、これの解決なくして、地球や個々人の安寧が訪れないことを説いています。
そして、下巻は家の自力建設やかつて仕事としていた都市計画を通して、空間とはなにか、空間が人の生活にどのような影響を与えるかを書いています。
また、空間と宗教の関係性にも触れています。
上巻では南北問題を机上の理論として述べているだけでなく、ガーナ、エチオピアなどで自ら経験したことをもとに、話を展開しています。
彼自身の撮影です。
また、下巻では我が家を紹介しながら、
人が空間をつくり、空間がまた人をつくることを述べています。
どこからでも読め、どこでも本を閉じられる、楽しい仕上がりになっています。
本の割りつけやデザインは、専門家に頼まず、インデザインというレイアウトのソフトを買って、夫自身がすべてしました。
まあ、家を自分で建て、電気配線、上下水道の配線配管などすべて自分でやったくらいですから、そんなことは当然自分でするものと思っていた節があります。
さて、作業棟建設はいつ頃から再開されるでしょうか?
御主人の出版おめでとうございます。興味深い本です。読んでみますね。しかしながら、多岐に渡りパワフル。素晴らしいです。
返信削除hattoさん
返信削除ありがとうございます。夫は、ひとつのことに夢中になると他のすべてがおろそかになるタイプで、本一色の生活をしていましたが、それだけ、エネルギーの持続力はあるということでしょう。
次は建設の方に心血を注いでもらいたいものですが、年のせいで、肉体労働を続けると疲れやすい(笑)。どうなりますことか。
色々と好きなものが同じで・・すっかり春さんファンになり、ブログ毎日興味深く読ませて頂いております。御主人の本も是非読ませて頂きます!楽しみです。
返信削除あつさん
返信削除初めまして。コメントありがとうございます。一人でも多くの人に読んでいただけたら、夫は喜ぶと思います。
そうですか。好きなものが一緒の方なら、お近くだと熱く語り合いたいものです。
これからも、よろしくお願いします。