2013年8月17日土曜日

建設作業の再開

長らく中断していた、作業棟の建設を再開しています。
なにせ、高いところに重い型枠をあげて、設置する作業ですから、とても一人ではできません。夫が本を書いていて、私の体調もよくなかったことから、ずいぶん長いこと、手をつけられなかったのです。


まずは、足場をつけることからはじめました。


十日ほど前の、まだ足場をつける前の写真です。


型枠パネルは巻きあげ機であげます。



その型枠、いろいろ装飾を施しています。
四角い箱は、ステンドグラスをはめ込むところで、コンクリートに穴を開けるためにつけてあります。
ステンドグラス?


大塚貴子さんのつくったものを、昨年から準備しています。


夫はよく人に、
「家は自分でつくれば三分の一の値段ですむよ」
と説明していますが、私にはそうは思われません。夫の設計には随所にこだわりがあって、やたら手が込んでいるのです。
いつだったか大工さんが見て、
「こんな仕事、三倍の手間賃をもらったってやらないよ」
と言っていたことがありました。
少なくとも、頼んで建ててもらう費用の五分の一以下でできていると思います。


これまでずっと、鉄筋を先に組んでから、型枠をはめていました。
しかし、鉄筋がピーコン(型枠どうしを止める部品)にあたったりして、手直しの必要が出てくることが多く、固く組んだ鉄筋は、ちょっと動かすにも一苦労なので、横筋は内側の型枠を設置してから組むことにしました。
なかなかいい感じです。


母屋の方の鉄筋はすべて手で動かす器具で曲げました。曲げる方向もあるので、一人が鉄筋を固定して、一人がハンドルを押して曲げました。
柱には、小さな四角い輪にしたものをはめますが、一本につき五回曲げなくてはならず、一日中鉄筋曲げに明け暮れていたこともありました。

作業棟に取りかかってからは、電動の曲げ機を買ったので、一人で、力も使わずに曲げられるようになりました。
機械は中国製ですから、夫が、
「中国人のお手伝いさんを雇っているようなもんだ」
と言うのも、一理あります。


さて、足場の上から下を見たところです。
落ちたらひとたまりもない高さですが、足場がしっかりしていて手すりもついているので安心です。


足場からの眺め。
猛暑の続く中、じりじり焼けつきながら、黙々と作業に励んだ後のビールは、また格別です。



2 件のコメント:

  1. 本格的な工法ですねー
    落成したら望遠鏡や顕微鏡、屋根には
    風力計ですね。

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  2. 昭ちゃん
    望遠鏡はばっちりですね。風力計も。でも顕微鏡は何故?(笑)。
    作業場なのに、断熱材とか入れないのに、展望が開けたところだけ二階にして、天井の低い展望室(宴会場)をつくるんですって!
    猿(あれっ、もしかしてバカ?)と何とかは高いところに登るというし、あまり高いところから見降ろすと、偉そうな気分になるからやめてと言っているんですけど(笑)。それより、おがくずが舞う問題があるけれど、本棚いっぱい作ってと頼んでいます。母屋の本棚、私の本だけで占拠していますが、だんだん溢れつつあります。やだやだ。

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