2013年11月16日土曜日

横浜バンクアート

木曜日に、横浜のBankART Studioというところへ行ってきました。
最近というかずいぶん前からですが、アルファベット表記の場所が多すぎます。しかも、英語読み、フランス語読み、イタリア語読みなどなど、覚えにくいことこの上ありません。いっそ、キリル文字もアラビア文字も、ビルマ文字、ラオス文字なども使ったらどうなんでしょう。
このBankARTなんて、バンクとアートをくっつけた、ただの造語だそうです。

それはさて置いて、BankARTは、割合面白い空間でした。
かつては船舶会社の倉庫でしたが、コンテナが主流になり、航空便で送られる荷物も多くなり、倉庫は無用になりました。それをリメイクして、イベント会場にしたもので、カフェや本屋さん(としか呼びようのないもの)も併設していました。


倉庫ですから水辺に建っていて、建物の裏(水辺からいえば正面)から眺める景色は、なかなかのものでした。


内部でもっとも魅力的なのは、コンクリートの柱です。
今ではつくることのない、細い板を並べた型枠の跡がある、太い丸柱が、どーんとそびえています。


天井を低くしたところ、例えばお手洗いなどでは、柱は部分的に見えています。


さて、このイベント会場の目玉であるホールは、入口を入ると、フォークリフトで荷物を持ち上げるためのパレットで組んだ壁しか見えません。


その壁を回り込んで進むと、全体をパレットで囲んだホールが見えてきます。
椅子は、ここには写っていませんが、可動式の階段状の箱で、後ろに行くほど高くなりっていました。
なかなか、雰囲気のあるホールでした。


このBankARTのコレクションなのか、収納も兼ねているのか、本屋さんなどに昔のトランクがところどころに置いてありました。
ほんの少し前までは船旅が主流でしたが、明治以降は、日本でもこんなトランクが使われていました。
私たち夫婦が初めて海外に行った時も、デパートで買ったトランクは、基本こんなものでした。


たくさん荷物は入るけれど、運ぶのは大変。
しかし、ぶつかって壊れたりしないよう、軽さよりも頑丈さを重視しています。


我が家にもまだ一つだけ残っていて、布など入れてありますが、1970年代にはもう消えていたような気がします。


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