2013年11月21日木曜日

磁器のドーナツ


骨董市で、とある骨董屋さんの店先に、磁器のドーナツのようなものが二十個ほど積まれていました。
 

電気の絶縁部品、碍子の仲間かしら?

「これは、何ですか?」
「織物に使うものらしいよ」
「織物に?」
「よくわからないけれど、糸を引っ張る重石だって」
初めて知りました。


磁器ドーナツの中には数字が書いてあるものもあります。
「ほら、この数字が重さを表しているんじゃないかな」
確かに、家で計ってみたら、二十五とあるのは約二十五匁(=95グラム)でした。

織りものを織るとき、経糸(たていと)が切れたらつなぐのが基本ですが、何かの理由でつながないで、そのまま垂らしておいて、その経糸にこの重石を結んで使ったのでしょうか?

織りものの道具には、いろいろあって、驚かされます。




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