2013年12月3日火曜日

椿の箱

近くの骨董市で、がんこさんの姿はえなくなりましたが、がんこさんが「親父」と呼んでいる、仲良しのおやじさんの姿はいつもあります。


そのおやじさんの店先に、人吉の花手箱がありました。
ちょっと古びているものの、しっかりしています。
「どうしよう」
もう一つくらい花手箱があっても邪魔になりません。

「この箱いくら?」
ちょっと考えてからおやじさん、
「200円!」
思わず、
「納得!」
と言ってしまいました。


こうして、人吉の箱がまた一つ加わりました。

先日、招き猫を集めていたという方にお会いしました。その方が、
「ものって三つ集まると、もっと欲しくなるのよね」
とおっしゃったとき、その通りだと思いました。一つあるより注目度や魅力が違ってくるのです。

さて、人吉の箱が三つ集まったので、これからもっと集まるでしょうか。?
たぶんそんなことはないでしょう。
この箱を見るといつも、「五木の子守唄」が聞こえてきます。

そういえば、高校時代、お財布を集めている友人がいて、
「お小遣い全部お財布買うのに使っちゃうから、お財布に入れる中身がなくって」
と言っていました。
箱ばかり集めて、入れるもののない私は、こんな古い話を思い出しました。





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