「つくったのはなんて人?」
「能登朝奈さん」
教会だけでなく、能登さん作のお皿なども見せていただきました。
「パート・ド・ヴェールという方法なんだって」
「一つの型から一つしかできないんだからたいへんだよね」
一緒にいた、陶芸家のなつさんも、能登さんと能登さんの仕事をご存じのようでした。
パート・ド・ヴェールとは、石膏で型をつくり、その型にガラス粉を詰め、それを高温で焼く方法。焼けたら石膏型を割ってガラスを取りだし、そして磨いて仕上げる、手のかかるものだそうです。
しばらくして、試しにネットで調べると、能登さんの作品を売っているお店がありました。
厚ぼったいものはなくて薄いものばかりでしたが、比較的使いよさそう、注文してしまいました。
石膏の粉が残っているのか、それとも表面がスムーズになってないからか、石膏に鋳込んでつくったガラスは、粉を吹いているような表面が特徴です。
kuskusさんの話では、何度も洗ううちに、コップなどは多少は白い粉を吹いた感じが薄れて、透明感が出てくるとか。
ひっくり返してみると、石膏で閉じないまま上面にして焼いたらしい底の部分は、つるつると光っています。
カップには色のついたぽちぽちがついています。
石膏型の表面を彫って、そこに色ガラスを仕込んだもののようです。
六角の器は、無色とグレーです。
グレーの方には特に気泡がたくさん入っています。
仕舞っておくのがもったいないので、見せながら収納する場所がつくれるかどうか、思案中です。
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