2014年3月5日水曜日

音楽な夕べ


先日、近くの「暮しの実験室」でコンサートがありました。
四つのバンドが出演して、賑々しいひと時でした。
うち、フォルクローレ、フォークソングなどは耳にする機会もありますが、まったく聞いたことがない音楽があり、新鮮でした。


途中で起きてしまった娘が泣きやまず、娘を肩車してドラムに向かうお父さんがいました。


時々ほえる犬もいたし、太った犬を追いまわしてからかう子猫もいたし、我関せずと終始目を閉じて、眠っていた猫もいました。


赤ちゃんどうしの交流も見受けられました。


馬喰町バンドは特に面白かった。
アイヌの歌や、各地に伝えられてきたわらべ歌や民謡を掘り起こし、彼らなりの解釈でつくった歌もあり、演奏も歌も素晴らしい迫力でした。彼らの手や口がどうにかなってしまうのではないかと思うほど、激しい演奏と矢継ぎ早の言葉でした。

東北から宮古島までの八曲のわらべ歌をメドレーにして編曲した歌の中に、私が小さい頃、まりつきで歌っていたわらべ歌が入っていました。
♪いちりとらんらん らっきょくってしっし ちんがらほけきょう とんがら ちんがらほい♪
何十年ぶりに聞いたことでしょう。これは、まりつきに成功すると、
♪にぃりとらんらん.....♪
と進むもので、十まであります。

それにしても、まったく違う世界を生きている人がいるなぁと、しみじみ感じた夕べでした。


さて、暮しの実験室には二、三匹の犬と、四、五匹の猫もいます。
その中の一匹は、死んでから五年になる我が家の小春に生き写しです。
私は、この犬が私の取りあげたうなぎの子どもであり、小春の兄弟で、めぐりめぐって暮しの実験室にいると、固く信じていますが、経緯を知る人がずっと前にいなくなり、証明できるものはありません。

それにしても、トマト、太りすぎだよ!


2 件のコメント:

  1. はじめまして。
    たまたま辿り着いて以来、ときどきお邪魔しています。
    まりつき唄。
    歌詞を読んでいるうちに私も突然思い出しました。
    いちりとらん(りゃん?)
    らっきょくってすっ
    すいがらもってきゃっ
    きゃべつでどっこいしょ・・
    40年も昔、子供のころを過ごした九州は宮崎のものです。
    尻取り歌になっていました。

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  2. blueskyさん
    はじめまして。コメントありがとうございました。
    はぁ、似ているようで違いますね。宮崎でしたか。馬喰町バンドがその歌を歌いはじめるとき、「東北から宮古島まで」と言ったのですが、必ずしも北から南へと順番にはなっていないのか、♪いちりとらんらん♪は二番目くらいに出てきました。
    ちゃんとCDでも買えばいいのに、どの曲もあまりにも賑やかだから、家では聞かないかなと思ったりして(笑)買いませんでした。
    童謡は大人が子どもに押しつけるものであり、わらべ歌は子どもの中から発生してくるもの、そういう違いがあったのかと、一緒に聞いていたSさんが言っていましたが、おもしろいですね。
    その夜、まりつき唄にはこんなのもあると、♪一烈談判破裂して、二ちろ戦争はじまった。三ざん逃げるはロシアの兵、四んでも尽くすは日本人、五万の兵をつくづくと、六人残して皆殺し...♪という歌を夫に聞かせたら、強烈だといってのけぞっていました(笑)。
    また、よろしくお願いします。

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