数年前に、母が身辺整理をしたときもらってきた焙烙(ほうろく)です。
母は全く使ってなくて、しまい込んでいましたから、たぶん下の妹が残して行ったもののようでした。
焙烙をもらってくるまで、炒り豆をつくるときはフライパンで代用していました。
でも、焙烙を使ってみると、その使い易さはフライパンの比ではありません。
まず、強火で温めておいて、炒るものを入れたら中火にして炒り、八分通り炒りあがったところで火を消し、余熱で仕上げればいいのです。
フライパンだと使用前に脂分をしっかり落として、使用後には油を引き直したりしなくてはなりませんが、焙烙はそのまま冷ますだけです。
タイ料理のトッピングにするので、我が家で一番よく炒るのは、生ピーナツです。
日本の伝統的な焙烙で炒ったあとは、タイの伝統的台所道具である
クロックでつぶします。
毎回すごいものが、、、、
返信削除「ほうろく」とは子供のころ母のまわりで見ていました。
古文調で 「いまは昔、、、、」です。
昭ちゃん
返信削除久しぶりに焙烙に出逢ったのは20年くらい前です。友人のお百姓の家に遊びに行ったら暮れでお餅搗きをするとのこと、きなこをつくるのを引き受けて、焙烙で大豆を炒り、すり鉢ですってきなこをつくりました。
その家は築300年という竈もある家で、「そうか焙烙というものがあったな」と思い出させてくれました。それから、ときどき思い出すとさがしたりしてみましたが、お洒落な現代風のものばかり。今のようにネットショップもなく、忘れていたら母の家にありました(笑)。
もらってきたけれど、まさかこんなに使うとは、月に2度以上のお出ましです。重宝しています。