デンマークの朝食は、固いライ麦パン、チーズ、ヨーグルト、オートミール、各種ジャム、それに果物とコーヒーか紅茶、そんなところでしょうか。
アンとイエンスの家に逗留している間、固いの、柔らかいの、いろいろな種類のチーズを、毎朝おいしくいただきました。
パンにバターという組み合わせは、酢漬けのニシンを乗せるときぐらいで、そうありませんでした。
チーズの中でも気に入ったのが、ノルウェーのチーズです。
帰りに一つ買ってきました。
ヤギのミルクと牛のクリームを混ぜてつくっている、固くて茶色っぽくて、ちょっと甘いチーズです。
アンがお土産に買ってくれた、固いチーズを薄く切る道具で切ります。
こんなチーズ切りが、スーパーマーケットでもどこでも手に入るということは、それだけチーズが一般的だということです。
このチーズ切りを見るまですっかり忘れていましたが、私もチーズ切りを持っていました。
重いアルミの柄が、Y字を平べったくしたような形になっていて、ステンレスのワイヤーが着いているものです。
どうして買ったのかも覚えていませんが、あまりチーズを切る機会もなく、長い間引き出しに入っていましたが、何かの折にお払い箱になってしまったようで、いまはありません。
さて、チーズ切りの薄切り用の方ではうまく切れず、千切れ千切れになってしまいます。
このチーズの包装袋は、四つ開いた穴に指を入れて引き上げ、チーズがなくなるまで使えるようになっている、すぐれものです。
日本には固くて大きいチーズのかたまりなんてあまりないのですから、もう少し買っておけばよかった気がしますが、逆にデンマークで食べるほどにはおいしくない気もします。
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