ビルマの籃胎(らんたい)の水差しです。
種籾入れ、お寺などに持って行く供物入れ、などなど、籃胎の技法でつくられた道具はいろいろありますが、ビルマの伝統的な形ではない、植民国(イギリス)の影響を受けた水差しは珍しいものでしょうか。
持ち手は、仏教以前にこのあたり一帯に影響を与えたヒンドゥーの流れを汲む形に見えます。唐草が優雅です。
さて、注ぎ口のところはどうやってつくったのでしょう?
丸く編んでおいて、あとで割いたのかもしれません。
籃胎を集めてみると、あったかさが素敵です。
どれもビルマのものですが、右上の籾籠と、もち米入れに漆を塗ったものは、タイ北部、ランナーのものかもしれません。
タイ北部と、それに隣接するあたりのビルマは、もともとは同じ文化圏でした。
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