2016年10月14日金曜日

アスファルト工事


昨日、アスファルト工事がはじまりました。
細々した仕事がいっぱいあるのか、職人さんたちは大勢で、親方のお父さんまで動員されて来ました。
どこもかしこもビニールとメンディングテープで養生します。左官仕事もそうですが、地道な下地づくりがもっとも大切なことだと、教えられる光景です。


アスファルトを敷く前にタールを蒔きますが、そのタールが他のものについてしまうとなかなか取れないので、水道の栓の蓋の養生もしっかりしています。
タールを蒔き終わった時点で、養生は外しました。

 
トラックに積んで来たアスファルトは、ユンボ(パワーショベル)で、ネコ(一輪車)に移し、所定の場所に運んで、トンボやスコップで広げます。


広げたアスファルトは均し、叩き、をバーナーで熱して平らにします。
ときおり、ネコの中でも熱しています。 


プレートだけでなく、手に持って使う道具も、活躍です。


落ち葉が吹きだまったりしてめちゃくちゃに汚くなっていたところも、


見違えるよう、びしっと決まりました。
擁壁の上に線状に見える、アスファルト舗装していないところは、タイルを敷いたり、雨受けに小石を並べたりするところです。
擁壁の角につけた模様も、周りがすっきりして、やっと目に入るようになりました。

さて、アスファルトとは何かなと、ネットを見ていたら、
「一般住宅でアスファルト舗装が選ばれない理由」
というのに行き当たりました。見てみると、
「機能性が高いアスファルトですが、一般住宅には選ばれない理由は単純です。デザイン性に劣っているからです」
と書いてあり、苦笑しました。


私たちは、軒下を何にするか、犬走を何にするか、土間を何にするか、タイルはどんなのにするか、外構と呼ばれる場所の材料を、家を建てはじめたときから考え続けていました。ホームセンターの材料も、あれこれ見て回ったし、他所のお宅の仕様を、立ち止まってみたりすることもありました。

もとより、バングラデシュのように、三和土(たたき)にして、いつも凸凹にならないように、草など生えないように手入れすれば最高ですが、それができるとは思えません。私の育った祖母の家をはじめとして、でこぼこしていない三和土は、日本ではほとんど見たことがありません。
色の薄い、カラフルなアスファルトも見かけました。でも、最終的にはアスファルト色のアスファルトが一番いいという結論に到達しました。

アスファルトは、原油に含まれる炭化水素類の中でもっとも重いもの、石油精製過程の副産物ではありますが、あたりがコンクリートほど硬くなくて、色は落ち着いています。
もっとも、アスファルトは、土瀝青(どれきせい)と呼ばれ、もともと自然界にもあって、太古から利用されていたそうです。









8 件のコメント:

  1. 炎天下 河川敷のアスファルトは強烈に焼け
    車の車輪が横に寄せます。
    原付がこの山に乗ることがありハンドルを取られますよ。
     まあ凹凸ができるので蜃気楼の観察には絶好ですが、、、。

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  2. 昭ちゃん
    ああ、アスファルトはそうなりますね。アスファルト道路に蜃気楼ができるのを見るの、私も好きです(^^♪
    タイなど熱帯の国は道路は全部コンクリートです。アスファルトにしたら溶けちゃって、やってられないのでしょう。しかし、カンボジアなどで、30年以上修理しないで穴でぼこぼこになった道は走るのが大変でした。

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  3. 春さん本がきました。
    限られたページのなかで戦前を探すのは大変だった事でしょー
    (戦後のも載せなければ片手落ちですからね)
    父から聞いた二・三以外は全部みました。
    イラストが微笑ましいですねー
     富山の薬うりのP-139にあるサービスの紙風船の四角型
    よく調べましたねー全くその通りです。

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  4. 昭ちゃん
    お楽しみください(^^♪
    私は富山の薬売りは何度も遭遇したことがありますが、毒消し売りは知りませんでした。「毒消しゃあいらんかね」という売り文句は知っていましたけどね。
    学生時代、それ以後もかな?電車に乗ると大きな四角い籠を担いだ「千葉のおばさん」を毎日のように見かけましたが、もういないのでしょうね。
    「かくして時代は移りけり」

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  5. 戦前千葉からは行商のおばさんが
    野菜や卵を担いでよくきました。

     戦後はガンガン部隊と称し下関で仕入れた魚やかまぼこを
    始発の車内で広げ商売を(昭和30年代・日豊線)
    その匂うこと、、、、

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  6. 昭ちゃん
    あっはっは。おばちゃんたち、重い荷物をお互いに担いだり降ろしたりし合って、底抜けに楽しそうでしたね。一車両占領されそうな勢いで。それが魚なら、う~ん、まわりはちょっと迷惑かも。
    絣の筒袖、姉様被り、藍木綿の大風呂敷、もう残っているはずがありませんね(笑)。

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  7.  市場の買い物がスーパーになり喧噪な売り声や
    あらゆる匂いが無くなりましたね。
    春さんのテリトリーの東南アジアも同じかなー

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  8. 昭ちゃん
    そうですよ。東南アジアの街角や市場にあった、匂いのきつい、汚らしい屋台は、ビルのワンフロアーに美しく配置されたおしゃれな屋台となり、すっかり別物になっています。ごうつくなおじちゃんもキップのいいおばちゃんも消えて、全部ファーストフードショップ化してしまいました。

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