これまで、砕石の上に鉋屑など落とすと掃除するのが面倒で、使えなかったのです。
さて、スライド丸鋸を据える作業台をつくりました。
まず、そろそろ腐りそうな、半端ものの端太角(ばたかく)を探し出してきました。作業台の脚となるウマをつくります。
90ミリ角は削ったら87ミリ角になりました。
ほぞはテーブルソーで、切ります。
テーブルソーの刃を最大に出しても深さが足りないので、後は手鋸で。切り落とします。
手鋸で切るのはほんのちょっぴり、昔の大工さんとは比べものにならない簡単さです。
ウマの脚のできあがり。
アスファルトは雨勾配を取ってあるので水平ではありません。
それに合わせて、脚は全部違う長さです。
ほぞ穴の写真、撮り忘れました。
ほぞ穴は、短辺は角のみ規格の30ミリで、長辺は端太角の幅より1ミリ少ない86ミリにしました。ほぞの方は、長辺は端太角の幅そのままの87ミリ、短辺は穴より1ミリ少ない29ミリにしました。
これで、かけやで楽々打ち込めるのに、ぴったりとはまることになります。
ほぞ穴の両側と、ほぞには、あらかじめ「こみ栓」を差し込む穴を開けます。
直径15ミリの穴ですから、インパクトドライバーでも開けられますが、手加減で開けるとついつい曲がってしまいます。その点、角のみ機だと安心です。
また、手で開けていると、ちょっとずれたところにドリルを落として開けはじめてしまったのを、正しい位置に戻そうとするのは至難の業というかできませんが、角のみ機だと、ヘッドをちょっとずらすだけで、ミリ以下の微調整できます。
また角のみ機だと、少なくとも左右(この写真だと前後)は、設定した幅はずっと固定されているので、穴の位置がずれにくくなります。
ほぞをほぞ穴に差し込んでみると、別々に開けた穴が、ぴったり合っています。
この穴に、こみ栓を差し込んだら出来上がり、釘は一本も使いませんが、びくともしません。
問題はこみ栓です。十年前にはホームセンターで普通に売っていましたが、今はどこのホームセンターにも置いていません。わずかに大工さんの行く専門店だけで売っていますが、行ってみたらたったの二本しか在庫がありませんでした。注文してきましたが、こみ栓を使う大工さんが全くいなくなったということでしょう。
さて、ウマができたら甲板です。
「これを使ったら」
と夫が引っ張り出してきたのは、仮設ビニール小屋に住んでいたとき、床として使っていた24ミリの厚い合板です。
「うぇぇ、汚いよ」
端には苔が生えて、真ん中あたりに穴も開いています。
「かまやしねぇ。穴はスライド丸鋸を置いたら隠れるだろうが」
しかたがない、サネの部分を切り取ったら、なんとか見栄えもよくなりました。
甲板には枠をつける予定でしたが、これだけ厚みがあれば、枠をつけなくてもたるみません。
じゃぁん。
スライド丸鋸を置きました。やれやれ、これで横挽も簡単になりました。
あれあれ、後ろには、集塵機へとつなぐホースが接続されています。
開閉するシャッターまでついています。
怖くて、夫にまだ聞いていませんが、ちょっとスライド丸鋸を使うときも、いちいち、集塵機のスイッチを入れなくてはならないのでしょうか?
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