これは15年前、家を自力で建設することを決めて、まず最初につくった道具入れでした。
扉があって、屋根を閉めていたときに写真を撮っておけばよかったのに、わずかに残っていた中のものを取りだし、扉は跳ね上げたあとの写真です。
この地に家を建てることになったとき、8キロほど離れた小さな町でアパートを借りました。
そして、軽トラックを購入、毎日草刈り機や大工道具を持って、敷地まで通いました。やがて、草を刈っただけの、何もないところに、大工道具を常設するために、この道具入れをつくったときは、家づくりの一歩を踏み出したような気がしたものでした。
お弁当をつくって通うのは、時間やガソリン代のロスだし、アパートの家賃もかかるしで、一年半後には、家賃一年分の資金で、敷地内に鉄パイプとビニールで仮設小屋を建てました。
その後は、仮設の物置や作業場もつくったりして、この道具入れに大切なものを仕舞って鍵をかけておくということもなくなってしまいました。
増築のとき、ここに移動させてからは、すでに傷んでいたこと、他にも道具をしまう場所があったことなどから、さらに重要性は減りましたが、それでも鉈や、剪定ばさみ、鉄切りばさみなどを入れていました。
といっても、あまり使っていなかった証拠に、アシナガバチの巣が三つもありました。
分解完了、屋根(蓋)を除いてすべて燃やしてしまいました。
次は、その左隣の、シートを入れているのも取り壊し、木工室だったビニールハウスも取り壊す予定です。
ええー?!このようなビニールハウスに住んでいたのですか!ビニールの内側に板はあるのですか?寒くないのかな?トイレやお風呂は?かなりのアウトドア感に衝撃です。八郷の他のセルフビルダーの方々もこのスタイル?
返信削除でも玄関や窓の上に庇があるだけで家っぽくなるんですね(笑)。
hiyocoさん
返信削除1年住めば元が取れる仮設小屋、6年も住んでいました。下の方には板も張っていましたよ。写真ではよく見えないけれど、右下に巻き上げ式の細長い窓が開いていて、天井にも同じものが開いていて、夏は全開でした。韓国の自然農業の趙さんという方の鳥小屋を真似たもので、中の空気が温まると外の涼しい空気を下から吸い込んで循環が起こり、涼しくなるというものですが、誤算は人間の方が鶏より大きいことでした。確かに寝っ転がったら涼しかった(笑)。そのかわり、冬はそれらの窓を塞いで隙間風が入らなくするのが大変でした。
内部写真の正面に見える出入り口の向こう、左にトイレ、右にお風呂がありました。まあ、そう不自由はしませんでした。都会だったら、中が丸見えですね(笑)。
他のセルフビルダーの皆さんはどうかしら?貨車を買ってそれに住んでいた方、我が家のと違って本当のビニールハウスに住んでいた方は知っていますが(笑)、多くは借家とか買った家に住んでいらっしゃいます。