かつて住んだ家々に合わせてつくった棚の多くを廃棄してしまった中で、この人形棚は小さいものをたくさん収納できるので、八郷にきても土間入り口の脇にかけて、使ってきました。
しかしこの場所は、いつも逆光で中のものが見にくいうえ、棚自体の安定感もよくありません。
後の壁のように見えるのが戸袋で、強く戸を開け閉めすると振動が伝わって、棚のものが少しずつずれて、やがて落ちたりするという欠点がありました。
また、その対面に飾った夫の母の浮世絵は、二面ある壁の一面に飾ったものの、中途半端で収まりが悪く、いつまでも「仮」の感じが抜けません。
というわけで、人形棚を浮世絵側に、浮世絵を人形棚側に移すことにしました。
浮世絵は、人形棚のあった場所にしっくり収まりました。
人形棚の方は、このままでは横長の壁に使えません。そこで、先週からつくり直していました。
棚は、横長の形で、柱の左右に二つ必要です。棚の内法は元の人形棚と同じの6センチ、元は9×9=81マスあったので、ほぼ同じ数のマス目をつくらなくては収まりません。
材料は、あちこちから出てきた、杉の端材を使いました。
腐りかけているもの、厚いもの、幅が拾いものなど、幅や厚みを割って、傷んだところを取り除きます。
そして、万能木工機で厚みを1センチにして、テーブルソーで幅を4.5センチにしました。
次に組むために、切り込みを入れます。
部材ができたものから組んでいきます。
端だけボンドをつけて接着します。
完成です。
取りつけました。
クリスマスの麦わらのオーナメントがうっとうしいけれど、これは季節のもの、これをを取ればすっきりします(するでしょう)。
マス目は、 少し減りましたが((74か)、何とか収まりました。
土人形、ガラス、籠などおおよそ分けたので、前よりよくなりました。
といっても、マスとして目に入るだけで、一つ一つとして目に入るというわけにはいきませんが。
わー すごいなー
返信削除小学校の椅子は懐かしいです。
冬は親が座布団を作ってくれました。
右は茶びつですか。
昭ちゃん
返信削除小学校の椅子の横の箱は、インドの箱です。
最近では裁縫箱を持っていない人がたくさんいるそうですが、私は裁縫箱をいくつも持っていて、これにはボタン、接着芯、刺繍糸などが入っています。そして、人形に詰めるためのなんていうのか木くずの細い紐(昔、果物の詰め合わせの籠に入っていたようなもの)が嵩張っています(笑)。人形なんて作らないのだから捨てなくちゃと思いながら、見つけるとついついここに入れて、むしろ増えている(笑)。
ゴムも入っていましたが、しばらく前にゴムはアルマイトの弁当箱に移動しました。こうやって移動させていると、ものが増えるのよねぇ。わかっているんだけれど...。
こんにちは
返信削除この棚を作れる春さんすごい!!
集めたお気に入りも箱の中にしまっちゃうと忘れてしまいます
目に入る場所に並べると楽しいですね~
あかずきんさん
返信削除土や紙の人形などは傷みますが、箱などに入れず、毎日愛でるのが好きです。
石や種、貝などは箱、蓋つきの籠、ガラスビンなどに仕舞っていましたが、先日、福井の帰りにShigeさんのおうちに泊めていただいて、目からうろこでした。薄い引き出しがいっぱいあって、それにいろいろ入っているのですが、開けるのが愉しいこと。引き出しですから、開けないと見られませんが、少なくても引き出し全部開けたら、いろいろ見られます。箱の蓋を取ってみるよりわかりやすいし、わすれものが減りそうです。
というわけで、私も引き出しをつくろうと、今、引き出しの置き場所や、材料やら、頭の中で考えているところです(笑)。
でも、完成したらまたいろいろ溢れて、引き出しに入りきらないものが前と同じようになるだろうなぁ。片づければ片づけるほど、ものは増えていくような気がします(笑)。
素晴らしいお宅ですね!わたしも箱にしまって忘れてしまいます(*^^*)手作りできるって凄いですね!
返信削除ろっかくさん
返信削除ありがとうございます。これまで、20回ばかり引っ越しして、大きい家や小さい部屋に住みましたが、空間にだけはうるさくて、気に入った部屋に当たるまで100物件も見たこともありました(笑)。今もその延長です。
手づくりできるのは、道具があるからです。前につくった棚は道具がなかったので、厚みや幅の揃った模型材料を買って、手鋸だけでつくりましたが、今は機械があるので、好きな厚みや幅に揃えられます。
引き出しも事務用のプラスティックのを買えば十分間に合いそうですが、せっかくだから手づくりするつもりです。といっても、納屋の壁を張ったり窓を取り付けたり、納屋ができる前につくった仮設の物置を壊したりと、なかなか時間がとれませんが。