大工仕事で、手勝手、脚勝手が悪いところで作業しなくてはならないというのは、こんなことです。
身体はやっと入っているのですが、思うように手を伸ばせません。
もちろん、作業の「段取り」をして、下の大きい引き出しのレールは、上の小さい引き出しの「受け」をつける前につけておいたのですが、全体をちょっと引っ込めることになり、やむなく手直ししているところです。
私は、引き出しが外から見えるように壁の面に合わせてつくったのですが、
「なんだよ。前に引き戸をつけて、引き出しは隠すんだから、もっと引っ込めてくれよ!」
と言われて、レールを引っ込めているところです。
頻繁に情報交換していないと、こんなことになります。
下の引き出しもできていて、レールに取りつけるだけ(それもまた、手勝手が悪い)ですが、
展望室の窓をつくる方が急がれるので、引き出しづくりは中断中です。
この、左右に細長い窓、四枚の引き違いガラス戸で、南北対象になっているので、八枚のガラス戸をつくらなくてはなりません。
さて、二枚目の写真で使っている明かりは、息子がくれたものです。
とても明るい上、コードなし。置いて作業できる、優れものです。
バッテリーの充電で使います。
引き出しの前に引き戸を設けるという発想はないですね(笑)。もちろん見た目の美しさを考えてなのはわかります。いちいち引き戸を開けてから引き出しを開けるのは面倒そうな気もしましたが、私も物置や押入れの中に引き出しを置いて使っているから、考えてみれば同じことでした。
返信削除引き出しの空間での作業、頭が動かせなくてきつい体勢ですね(笑)。
hiyocoさん
返信削除変なところでこだわりますよね。それで、いつも引き戸が開けっぱなしだったりしたら、その時は、私怒ります(笑)。
「忍者屋敷じゃないんだから、やめてくれぇぇ」と言いたいところですが、「そうやるようにと、壁を半分に割って、レールをつくるスペースまでつくったんだから」とまで言うので、引き下がりました。
じつは、その下のもっと狭いところも、戸棚にしないで引き出しにするとか、ちらっと耳にしました。しかも、金属のレールは買ってきているような気配が。いったい誰が中に入って、レールをつけるんでしょうね?
2011年3月の地震の時、ちょうど母の入居している老人ホームの食堂にいて、一緒にお茶を飲んでいましたが(東京の世田谷区でした)…地震が起きたとき、食堂のキッチンの引き出しが何度も飛び出したり引っ込んだり…。揺れの方向と引き出しの方向が同じだったのでしょうが…、引き出しの前に引き戸があれば大丈夫ですね。しかし、キッチンの引き出しが二重手間ではやる気が失せますが…。
返信削除karatさん
返信削除それを聞いて、ちょっとやる気が出ました(笑)。
作業棟の二階の大きい部屋は、私が「やめろ、やめろ」と言うのに宴会室になっていて、この引き出しは、ガスコンロ、鉄板、てんぷら鍋、お皿など入れるのに使うそうです。だから、地震で出たり入ったりしてもらいたくない、前に引き戸があれば、目隠し以上に安全ですね。
というのも、この部屋は三畳の客室になる予定ですから、万が一お客さんの上に重い鉄板などが飛んで来たら大変です。
母屋のお皿類は、引き戸の水屋にしまっているので、3.11のとき、薄い窓ガラスのところまではお皿が出て来ていたのですが、全部無事でした。開き戸で、たくさん割れた方もいました。今は、どこか押さないと(引かないと?)開けることができない開き戸になっているみたいですね。