2017年11月7日火曜日

京都から、やってきた

京都で人形師としての修行をしているtopcatさんから、伏見人形の招き猫と、法輪寺(達磨寺)のだるまが送られてきました。
あの、ピッタインダウンの飾られている、達磨寺のだるまです。
   


達磨寺では二種類のだるまを授与していて、ひとつは普通の丸いだるまで、もう一つは、白隠禅師の水墨画をモデルにした白隠だるまだそうです。


送られてきたのは、白隠だるまでした。
もちろん張り子ですが、お顔のあたりの凹凸がしっかりついた、小さいのにど迫力のだるまです。


背中には、「奉祈願」と金彩で書かれ、脇には京円町、達磨寺と書かれています。


伏見の小判乗り招き猫は、伏見人形の窯元の丹嘉のものです。今残っているのは、丹嘉だけでしょうか。

土を焼いて彩色してつくる土人形が、最初につくられたのは伏見でした。
それが、お土産ものとして全国にもたらされ、各地の土器をつくられていたところで独自の土人形がつくられるようになり、江戸末期には土人形の最盛期を迎えたのでした。
土人形は籠に入れられ、天秤棒に担がれて、節句時などに売り歩かれ、庶民の家にたくさんの華やぎと喜びを与えてきました。


伏見人形には、今も独特の雰囲気があります。
今の「可愛い」とはちょっと違う、でも、見れば見るほど味の出てくる雰囲気です。


topcatさんは、伏見稲荷の参道で一か所だけ売っているという、豆人形も送ってくれました。磁器でつくってありますが、「バリ」を取っていないので、立ちません。お財布の中に入れておくとお金がたまるというものですが、やすりでバリを取って、立たせてやろうと思っています。


「いいね、いいね!」
京都に友だちがいるって、なんて贅沢で素敵なことでしょう。







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