居間にはよく陽が入り、そのほかの部屋はOMソーラーで晴れた日は床下が温められるので、家の中の温度は、場所によって、時間によってあまり差がありません。大きく推移しているのは、外気温と、太陽光の蓄熱盤になっている床下の温度だけです。
そんな中、食卓の脇の棚に置いた温度計はいつでも、室内では一番低い温度を示しています。
「何でだろうなぁ?」
そこは北向きに窓が開いていますが、東西には長いけれど南北には短い我が家では、部屋の北と南とで温度差があるというわけでもありません。
棚板の下は戸棚になっています。
戸棚の奥や戸棚の中の床、また戸棚の下の壁には断熱材を入れてあります。ただ、戸棚の右に見えているコンクリートの壁が、そのまま伸びて外気と接しているので、そのコンクリートからは冷気を引き込んでいるかもしれません。
壁の裏側(右側)は台所ですが、台所ではコンクリートに断熱材を被せて、その上にタイルを張ったり木を張ったりして、冷気を遮断しています。
じつは、棚板がはめた後に縮んでしまい、窓枠との間に1センチほどの隙間が、ずいぶん前から開いています。細い木で埋めるなど、修理しなくてはと思いながらも、ものをいっぱい置いているので目立つわけじゃないしと、放置していたものです。
「隙間から、戸棚の中に入り込んだコンクリートの冷気が上がってくるのかしらねぇ」
というわけで、隙間に発泡スチロールの紐のような、遮断材を詰めてみました。
その作業をするさい、私がごちゃごちゃと棚に置いてあるものを動かしたのですが、ついでに、それらを少し整理することにしました。
食卓の脇の棚の上は、三つに区切られたガラス窓です。両脇の縦長な窓は開けられますが、中央の大きな窓は嵌め殺しにしてあります。
以前、嵌め殺し窓の両脇に、ビンを置く棚をつくってもいいかと夫にお伺いを立てて、却下されたことがあります。でも、あまり視界を邪魔せずに、棚をつくることはできないでしょうか?
上の端なら、目線より高いので、何とかなるかもしれません。
というわけで、夫には内緒で、端材で棚をつくってみました。
後ろめたい気分もあるので、棚の高さは6センチという低いものにしました。
設置してみました。
ガラスビンを置いてみました。
残念、低すぎて、ほとんど置けません。
ビンの高さをはかりもしないでつくったのが失敗のもと、6センチ高さの棚に収まるビンはわずかでした。
これでは、相変わらずほとんどのビンは下に置いたままで、棚があってもなくても代り映えしません。
というわけで、やり直しです。
朝飯前(昼飯前)には軽くできているはずでしたが、昼飯後に持ち越しました。
端はむしろ、もう一段ある方がバランスがよさそうなので三段にして、一段目の棚は高さ7センチ、二段目は7.5センチ、三段目は8センチにしてみました。
最近は、そう多くはありませんが、地震が怖いので、「ひっつきむし」を底に貼りました。
昼食時には、ビン棚に気づいてなかった夫が、直し終わったころやっと気がつきました。が、もう後の祭りです。
まだ、木が白っぽいので馴染んでいませんが、そのうち馴染むと思います。
棚の上はだいぶすっきりしました。
といっても、スペースがあるとすぐ何かを置いて埋めてしまうのが、私の悪い癖です。
素敵!やっぱりガラスは光を通してみるのがいいですね。
返信削除うちは台所の換気扇を回すと、システムキッチンの引き出しなどを通って冷気が吸い出されてきます。引っ越してきた時は冬だったのであまりの寒さに「壁に穴が開いてる!」とリフォーム会社に言いましたが、開いていませんと返されました。今思いつきましたが、配管まわりに隙間があるのかもしれません。
hiyocoさん
返信削除ありがとう(^^♪つくったもの勝ちで、既成事実にしています(笑)。
まだ換気扇を回すと冷気が入ってくるのですか?、ちょっとミステリーですね。
火事にならないように気をつけなくてはいけないけれど、ろうそくに火をともして、換気扇を回しながら、どこから風が入ってきているかかざしてみるといいですね。
場所が特定できたら、開口部が狭いところだとコーキングというもので埋められるし、柔らかい発泡スチロールの紐みたいなのを売っていますから、押し込んでも空気を遮断できます。
春さん!わかりましたーー!
返信削除火を灯すことなく、ビルトイン食洗機の隙間から一番冷たい風が出ていたので、食洗機の下の引き出しを外し奥を覗いてみると、ちょうどその部分だけ断熱材が入っていない!そして見えているのは外壁の内側!どうりで寒いはずです(苦笑)。適当リフォーム屋め~。でもそのリフォーム会社は屋根の塗り直しも適当だったのでもうコンタクトとっていません。自分でなんとかします。この記事を書いてくれた春さんに大感謝です。もう15年以上寒かったのですから~。
2年ぐらい前に食洗機が壊れて修理してもらったおかげで引き出しの下が外れる構造だとわかったので、タイミングもよかったです。それ以前だったらたぶん奥を見れませんでした。
hiyocoさん
返信削除ある程度の面積があるようなら、発泡スチロールの箱などを形に切り取って貼れば断熱できます。また、ウレタンフォームなんかを突っ込んでも。きちんとした形に切らなくてもいいので、楽に断熱できます。ウールやアクリル綿でもいいし。それをテープで貼って置けば、見えないところだったら大丈夫ですね。
要するに室内の空気が冷たいものに触れて冷やされなければいいわけです。