2018年6月19日火曜日

トゲ

一昨日は、日曜日なのに作業をしました。
過去にも、コンクリート打ちや上棟の日が決まっていて、やむを得ず日曜日に働いたことはありますが、日曜日がくると身体の方が完全なお休みモードに入るので、作業することはめったにありません。
6月24日の、ホールで映画の上映会までに一週間を切りました。悠々とはいきませんが、なんとか、「滑り込みセーフ」に持ち込めそうです。
というわけで、今朝はコンピュータに向かっています。


その日曜日の午後には、地域通貨「さとのわ」の面々が5人、手伝いに来てくれました。
母屋と作業棟を結ぶ電線を地下に埋め、お手洗いのタイルの隙間に小石を埋め込み、アールコブの床材の加工をし、草刈りから焚火までやっていただきました。

さて、私はというとその日の朝、右掌にトゲが刺さりました。
手袋をはめてだと細かい作業がしにくいので、建具をつくるときなどはいつも素手、トゲはよく刺さります。
右掌ですから、自分で抜くことができず、夫に抜いてもらいました。
針でほじくっていたのですが、
「深いよ。これ以上無理だなぁ」
「じゃぁ、トゲが浮き上がるまで待ってるわ」
とそのままにしておきました。人間の身体は、異物は排斥するようにできています。
ところが、昨朝起きてみると、赤くなって少し膿んできていました。
「やっぱりトゲを、もう一回抜いてくれる?」
と夫に頼むと、しばらく見てから、
「無理だ、病院へ行け」
「えぇぇ、病院?」
骨折したわけじゃない、アキレス腱が切れたわけでもない、たかがトゲで病院に行くなんて、なんだか後ろめたい気がします。めどがついたとはいえ、今度の日曜までの限られた時間の中で、病院に行く時間がもったいない気もします。
そこで、そのまま作業をしてみましたが、トゲをかばいながらはまどろっこしく、仕方なく病院に行きました。
いやはや、月曜の朝とあって、病院は混みに混んでいます。
病院は、院内感染を防ぐのが大変だし、患者は押し寄せるし、薬はどさっと渡さないでちまちまと渡すようにというお達しもあるみたいだし、小さい病院なので番号札を掲示板で知らせるなど新しい設備を導入すると費用はかかるし、経営も大変だなぁと、余計な心配をしながら待つこと二時間弱、やっと名前を呼ばれて処置室に入り、院長先生自らの手でトゲを取っていただきました。
院長先生は、レンズの真ん中に小さなラッパのようなものがついた、おかしな眼鏡をかけて、細いストローを斜めに切ったようなメスで、トゲを取ってくれました。その姿がおかしくて笑いたくなりましたが、笑っている場合ではありません。トゲごときで忙しい病院をもっと忙しくさせてしまいました。


しかし、トゲを抜いてもらって正解だったかなぁ、道具をしっかり持てるので、助かっています。






2 件のコメント:

  1. あかずきん2018年6月19日 21:28

    季節柄お怪我にはお気を付け下さい。
    院内感染予防もあまり神経質すぎるのも疑問ですが
    命を預かる現場では当たり前の事なのでしょうね
    知り合いの小さな子供さんがパパの病室に入れなくて
    泣いて可哀そうだったと、難しい~ですね

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  2. あかずきんさん
    コメントが遅くなってごめんなさい。
    餅は餅屋、というか大きな病院に行ってトゲを取ってもらうなんて贅沢でしたが、すっかり良くなっています。ただ、あれから身体を駆使したのでまだ回復していなくて、あちこちにお灸をしたりしています。

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