2018年12月19日水曜日

行ったり来たりのカバと猫


先日、カバコレクターのヒポミさんからお菓子が届きました。
カバを見つけて送ったのですが、そのお礼のようでした。


DEMELのお菓子詰め合わせ、わぁ、これってまずいです。
カバは、ここには恥ずかしくて書けないほど安かったので、代金はいらないと書いて送ったのですが、これではカバを餌にしてクッキーを釣ったようなもの、本当に申し訳ないことをしてしまいました。
箱に描かれた猫と目が合って、「これだっ!」と思われたそうです。
「猫ちゃん、まずいよ。目を合わせちゃぁ」


送ったカバはこれです。
以下、ヒポミさんのブログを写します。

春さんから届いた封筒には壮絶な痕跡が残っていた。

ごく普通の封書に、82円の切手が3枚。それぞれ消印が押してあり、宛先不明のゴム印に担当者の印が2つ。

「再差出です」と書かれた青いポストイットが貼られ、封筒には「郵便局へ」と赤丸で囲まれて怒りの伝言が書いてある。

春さんによると、料金不足で戻ってきたことから始まる。厚みがあるとは思えなかったが台紙一枚を抜いて送りなおした。

私の引越し前の住所に送ったので宛先不明で再び戻ってきた。これは自分の間違いだ仕方ない。しかし新住所で再送したらまた戻ってきた。

再度宛先不明になったのを見て、春さんは怒った。「いいかげん意地悪はやめてください。郵便番号1字まちがえていて、宛先不明はないでしょう。頭を使って!」

中身の箱の厚さは8ミリ。厚紙が2ミリだとしたら封筒に入れた状態で11ミリくらいか。定形内の厚さは10ミリまで。郵便番号の1字違いは機械ならはじくだろう。やりとりにもはや人間は介在してなかったのかもしれない。

1か月間行ったり来たり、封筒の中で不安だっただろうカバは無事到着した。中身はカバイラストの歯痛トンプク薬。未開封。お宝感がある。昭和か大正か。

製造販売元の明治薬品株式会社は今も同じ場所にある現役の製薬会社である。住居表示の松富町は今の外神田。

以下外箱に書かれた文字を写します。

「効能は歯痛・頭痛 。内容1包(1.3瓦)中 :フエナゼチン0.2瓦 アセチルサリチル酸0.6瓦 ブロムワレリル尿素0.4瓦 用法用量:大人1回…1包宛・15~8才…2分/1包・ 7~5才…3分1包・4~3才…6分/1包 1日1~2回 清水又は白湯にて服用す・ 注意:劇痛の時にても定められた量を頓服し痛みが一時止り又痛み出す様な時には定められた量の半分を服用するを可とす」

「歯痛トンプク」 4包入り 明治薬品株式会社

春さんから届くカバにはいつも物語がついてきて、忘れられないカバになる。

春さん、貴重なお宝ありがとうございました。


大きいサイズの定型の封筒に入れて1回、小さいサイズの封筒に入れて3回、合計4回も投函してしまいました。


ヒポミさんからのお手紙には、どこにでもカバがついています。
カバとともにある生活です。


メールで、いらぬお心遣いは今後無用と送ったら、「もらいものの猫カレンダーも送りたいのだけど」と言われて、それならとカレンダーまで送っていただきました。


なんと、長さが120センチもあるような大きなカレンダーでした。


猫ちゃんたち、なかなかかわいいのですが、こんな大きな紙が貼れるところ、どこかにあるでしょうか?


2018年に使った紙のカレンダーはたった一種類でした。
でも2019年は何てこと、いただきものやら付録やらで7つにもなってしまっています。
猫のカレンダー2つは、先日我が家に来てくださった、日本一の招き猫コレクターの板東寛司+荒川千尋夫妻からいただいたものです。
カバコレクターはヨーロッパにはたくさんいるそうなので、日本一のヒポミさんが世界一かどうかは知りませんが(1万点以上持っているだろうから、もしかすると世界一?)、板東+荒川夫妻が招き猫コレクターの日本一ということは、招き猫は日本のものですから、世界一でもあることに間違いありません。
10年ほど前に、ご夫妻はすべてを寄付され、それをもとに瀬戸に「招き猫ミュージアム」が設立されましたが、今でも招き猫が静かに手元にも集まっているらしい。おそらくご夫妻のコレクションも、合わせると1万点以上になるのでしょう。


余談ですが(まぁ、考えてみれば全編余談ばかりですが)、2018年の『バムとケロのカレンダー』にはカバがついていて、一年も前から、使い終わったらヒポミさんのコレクションに参加することに決まっていました。
カレンダーの絵は絵本からの抜粋で、ヒポミさんは、絵本はもちろん持っていらっしゃるのですが、カレンダーもまたお仲間になります。








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