ロシアの、バガローツカエ地方でつくられる木のおもちゃの餌をついばむ鶏、クローチカです。
持ち手を水平に持って、糸でつながっている木の錘を前後左右に動かすと、鶏が交互に餌をついばみます。
日本の雑貨屋さんの店頭で見かけたこともあり、ロシア雑貨のネットショップでも見かけますが、私自身はこれまでご縁がありませんでした。
尻尾が動く仕掛けのものもありますが、これは尻尾は動きません。
身体は轆轤で挽いていますが、頭の方はどうやってつくったのでしょう?
丸く挽いて薄く切るドイツのおもちゃ |
ドイツのおもちゃのように、ドーナツのような形につくっておいてから、薄切りにしたものでしょうか?
頭をあげていると恐竜にも見えますが、餌をついばんでいる姿は鶏そのものです。
世界の餌をついばむ鶏、「日本玩具博物館」 |
簡単な原理で「動くおもちゃ」としては第一級品、世界中で真似されているみたいです。
ネットで見つけた上の写真は、「日本玩具博物館」(兵庫県)の酉年の企画展だったようで、「世界の」と書いてありましたが、残念ながらどれがどこのものかはわかりません。
真ん中のは、間違いなくロシアのものですが。
Ditty tools |
やはりネットで見つけたスウェーデンの餌をついばむ鶏。
『THE WORLD OF TOYS』より |
子どもたちが虎に向かって一体何をしているのかと説明文を読んでみたのですが、素材とか、年代だとか書いてあるだけで、何を表したものかはわかりませんでした。
絵までついていましたが。
日本玩具博物館の写真の中央と同じもの、主人の実家にありました。昨年に木工を趣味にしている男性グループのおもちゃ販売会を見ました。同じおもちゃがありました。作りがもう少し良ければ買っていたのですが。これ、難しいですよね。
返信削除Bluemoonさん
返信削除そうそう、たかがお土産品と手を抜いてつくっているものもあるようですが、こてこてと装飾が過ぎるものも多い気がします。また、買いやすいようになのか、小さくつくるのも本来の遊ぶ楽しさが失われる気がします。
こういうものって、ずっと同じものをつくっていると、手抜きの方法だけが見えてきて、何を大切にして、何を変えていったらいいかわからなくなるのかもしれませんね。
難しいです(笑)。
クローチカという名前なのですね。私も真ん中の黒と赤のシンプルなもので子供の頃遊んでいました。なんでうちにロシア玩具なんてあったのかしら?春さんが買ったのはかなり凝っていますね!
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