2か月も前に6月に来る日程を決めていて、
「草刈りくらいしかないと思うよ」
と言ってあったので、Kさん、それに今回は夫人のHさんまでそのつもりで来てくれたのですが、その前日に思い立って懸案事項の一つ、最後のビニールハウスを壊すことに変更しました。
最後のビニールハウスは、仮の作業場と材木置き場として使っていた大きめのビニールハウスを壊したとき、行き場のないものを入れておく仮設倉庫としてつくったものですが、もう1年も前からビニールが破れ、張り替えるのをぐずぐずしている間に中が水浸しになって、いろいろ腐ったりしていました。
とくに左半分がひどく、段ボール箱など、運び出せるものはあらかた運び出してしまっていましたが、腐ってしまった畳は重くて運び出すこともできず、そのままにしていました。
夫はユンボでつぶして、ユンボで畳は運び出すと言っていましたが、それも後がぐちゃぐちゃになって大変です。そこで、Kさんの力を借りることにしたのです。
Kさん夫妻が最初に手伝いに来てくれたときは、二人だけでした。やがて赤ん坊が生まれて三人になり、息子のKくんが初めて来たときは、生後一か月くらいでした。
その後、Hさんは弁護士を目指すことになり、大学院大学に入学しました。そのため、Hさんは我が家に来ても、いつも勉強をしていました。
月日は経ち、数年前にHさんは念願の弁護士になりました。それでも忙しさに変わりなく、我が家にも仕事を持ち込んで、Kさんとたまには息子のKくんが手伝ってくれていたのですが、この春から中学三年生のKくんはただいま修学旅行中。というわけで、二人は久々に息子抜きで来てくれたのです。
しかも、Hさんも草刈りに挑戦するという話でしたが、当日になってみたら仕事が立て込み、相変わらずデスクワークをするということでした。
さて、何もかも外へ出し、古いドアなど焼けるものは焼き、クリーンセンターに運ぶものは軽トラックに乗せ、棚をつくるために組んだパイプは分解して、お昼ごろにはあらかた中が空になりました。
お昼からは、夫とKさんはクリーンセンターに軽トラックに乗せていたものを運び、ビニールを抑えていたハウス紐を外し、パッカーを外してビニールを取り、パイプを組んである金具を外して解体しました。
私と夫は、スケルトンになったあたりでだんだん疲れてきて、3時過ぎにはもうやめようと言ったのですが、KさんとHさんまで出てきて頑張って、二人でパイプをばらばらにしてくれました。
更地になったビニールハウス跡の四周には、ヘクソカズラが根を何重にも張り巡らせ、刈り払い機が届かないので、クヌギやコナラの苗がびっしりと生えていました。
これで、ここに越してきて以来、いろいろな形で長くお世話になったビニールハウスは、すべてなくなりました。
Kさん、Hさん、ありがとう。
すっきりしましたね!
返信削除Hさんは子供を産んでから弁護士を目指して、実際になってしまうなんて凄すぎます!
hiyocoさん
返信削除そうそう、二人とも昔から知っている人で、最初は、「難しいだろうなぁ」と思っていました。だって、弁護士さんの覚えなくてはならない「過去の事例」って減ることはなくて増えるばかりですから(笑)。
今は、話を聞くととってもいい弁護士さんのようです。何せもとから社会派ですから。虐げられた人や女性の味方のようです。
でも次から次へと依頼が来て忙しいらしい、弁護士さんなんていなくてもいい社会が一番いいのですけれどね。