2020年1月27日月曜日

前島密さん

郵便料金が小刻みに値上がりしています。
はがきを書いて、古い切手や手持ちの2円切手を貼っても値段が合わないので、郵便局で1円切手を買いました。
以前は、
「数円くらい」
と多めの切手を貼って出してもいましたが、超過すると戻してはもらえないのに(当たり前だけど)、1円でも足りないと突き返されるので(当たり前だけど)、納得がいかなくて、今はきっちりその金額で出すことにこだわっています。

窓口で出された切手を見て、


「えぇぇ、まだ前島密なの!」
と思わず声に出してしまいました。窓口の女性が、曖昧に笑っています。
おしゃれな切手が流行り、しかもシートで次々と新しいのが発売されているというのに、1円切手はいつから変わらないのでしょう?
ネットで調べてびっくり、なんと1947年(昭和22年)から変わっていませんでした。その理由は、前島密が高価な飛脚に代わる近代郵便制度を提唱した人だったからでした。つまり「郵便の父」だったわけです。全然知りませんでした。

これまで何年も奇数の値段はなかったので、1円切手にはお目にかかっていませんでしたが、はがきが63円になったので、しばらくは前島密さんの出番です。



待っている間に、新しい切手が目に入りました。
ネズミ年にかけて、人気の猫を配したものでしょうか。1円切手を買ったのでしばらくは困らないはずなのに、63円切手を買ってしまいました。


こんな、力が抜けたような図柄の切手を目にしたら、前島密さんは驚いて、腰を抜かしてしまうことでしょう。


もっともこの切手と前島さんが出逢う可能性は高くありません。
もし封書を出すときこの切手を使うなら、63円切手+20円切手+1円切手を貼るので、出逢う可能性がありますが。









8 件のコメント:

  1. 切手の金額合わせには、苦労していました。
    で、1円切手のおじさんが、郵便の父とは知りませんでした!!!

    それでも、1円切手もバリエーションが欲しいですね~。
    いろんな切手シートがあって、楽しいのに、
    どうしたって、郵便の父とのツーショットになってしまうのですもの・・・

    さておき、密(ひそか)って読むんですね~、なんとなく意味深な名前ですね。
    本名とは思えない感じです。

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  2. かつて封書が62円だった時の切手が残っていて、葉書に使えるな…と思っているうちに使えなくなりました(^^;)。
    まあ、前島密さん貼って使いましたが…。前島密、名前が素敵です。

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  3. akemifujimaさん
    ひそかさん、知っていました。顔も名前も知っていたのに、何をした人かまったく知りませんでした(笑)。
    せめて、1000円切手にしてあげたいですね。でも、出番が増えて喜んでいるんじゃないでしょうか。
    しばらくはひそかの時代ですが、これまでの経験からすると、いつまでも続かないでしょうね。

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  4. karatさん
    62円切手がいっぱいあったと思ったのに、なくなっていました。60円として使ってしまったみたいです。
    たくさん残っているのは、祖母がシートで買っていた20円切手です。できるだけ使うようにしてきたのですが、たくさん貼るとスペースを取るので、普通の封筒だとちょっと、と思ったりしていたら一番残ってしまいました。

    ウサギさんと前島密さんの出番が多いですね。ウサギさんでさえなんか場違いな感じなのに、カラフルな切手に交じって、前島密さん、場違い感が半端じゃないです(笑)。

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  5. 最近の可愛い切手も好きですが、植物や鳥などの図鑑のような美しい切手シリーズなんかが好きでした。
    小さな面積の中に「美しさ」や「可愛さ」を込めることができる切手の世界観って、偉いですよね。
    前は記念切手でも3枚とか5枚とか売ってくれてたけど、シートの切手はそういうわけにいかないのが
    ちょっとね。
    ちなみに私も先日、この猫切手を郵便局で見つけたので買いました。
    猫好きな人への手紙に使ったら嬉しいかなと。

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  6. kuskusさん
    そう、私も図鑑のような鳥の切手、鉄道の切手、2色くらいしかないけど何度使っても飽きない切手が好きでした。2000年くらいまで、暮に中央郵便局に行ってその年に出た切手を1枚ずつセットにしたのを買うのが楽しみでした。全部で2000-3000円くらいだったかしら。それが21世紀になってからですよ馬鹿馬鹿しいシートになったのは。1年セットが10000円くらいになって、とんでもない、切手を買うのはやめました。
    それも、シートにはつまらない絵のも混じっていて、そんな切手を使えば人間性が疑われそうなのまであって(笑)、残ってしまいますが、どうしようもありません。
    昔は、記念切手で手紙が来ると、「おやっ」と嬉しかったけど、そんな時代は去りました(笑)。

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  7. 言われてみれば、1円切手渋いですね~。郵便の父として前島密の名前を学校で習った気がします。
    134号線を三崎に向かって下っていくと、葉山の先に「前島密翁の墓」と彫られた石碑が道路沿いにあるので、よく三浦半島に貝拾いに行っていた頃は毎回前島密の名前がリマインドされていました。奥のお寺にお墓があるようです。

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  8. hiyocoさん
    私も学校で前島密が何者かは習ったかもしれませんが、忘却の彼方に行ってしまっていました。
    それが久しぶりに郵便局で1円切手を買ったらまだ前島密、正直「たったの1円切手だからおろそかにしてないか?モデルチェンジする予算くらいあるだろ!」と思ってしまいました(笑)。できるなら、戦前の人物切手の様にエッチングの感じにしてもらいたいです。そうしたら、使う楽しみが倍増しそうです。
    そうか、三浦半島の方にお墓があるのですね。そういうのを見ると、歴史上の人物が身近になりますね。

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