2020年3月24日火曜日

それって大丈夫?

新型コロナウイルスの収束が見えない中、家に足止めされている子どもたちや大人たちのことを思ってか、ラジオで簡単料理がよく紹介されています。
お母さんの助かる料理、お父さんと子どもでつくれる料理、子どもだけでもできる料理など、いろいろです。
それはいいことと思いながらも、気になるのは、火を使わないでできる料理、つまり電子レンジでつくる料理が多すぎることです。
ウイルス騒ぎでなかったときも、「簡単料理」が紹介されるときは、ほぼ電子レンジが使われています。電子レンジだけでつくれるレシピ本も次々と発売されているようです。そんなレシピ本が人気があるということは、電子レンジを日常的に使っている人が、料理家と称される人たちも含めて数多くいるということでしょう。


我が家にも電子レンジはありますが、ほとんど使いません。自然界に存在しないマイクロ波を使う電子レンジを、信用していないのです。
野菜を蒸したり茹でたりする代わりに、電子レンジでチンしてというのを目や耳にするたびに、果たして野菜の野菜たるビタミンなどが茹でたりする以上に破壊されてはいないか、さらに何か別なものに変化していないかと、疑ってしまいます。
電子レンジを通した野菜は、姿は野菜でも、ただの死骸ではないかなどなど、ついつい思ってしまうのです。


また、子どもに「火を使わせない」という思想がまかり通っているのも気になります。
ガスよりIH、IHよりボタン一つで用が足りる電子レンジというわけです。
火を使ってこそヒトと思う私は、こんな時だからこそ、親子で火の使い方を学ぶ絶好の機会ではないかと思ってしまうのです。
昔の子どもたちは、小学校低学年のころから薪でお風呂を焚いていました。やればできるのです。

人類学者の原ひろ子さんに『子どもの文化人類学』というご著書があります。
最低温度がマイナス50度という、凍死や飢えと背中合わせの生活をする北アメリカ先住民であるヘアーインディアンの子育て、そして子どもたちが生きる力を習得する姿を書いている本ですが、その中に、子どもは、まだはいはいしているころからナイフを持つという一節があります。いずれはナイフを持たないと食料を獲ることができない環境にある子どもたちは、小さいときは少々けがをすることもありますが、自分のナイフを自由自在に危なげなく使いこなせるようになる年齢は、総じて4歳ころです。
それに比べて日本の、小学生には包丁などの刃物は持たせない、火を扱わせないという発想は、子どもの能力を摘むと同時に、刃物や火の怖さも魅力も実感できない人間を育てているのだと、残念に思います。
できるだけ危険なものに近づかずに暮らすという発想は、できるだけ無菌で暮らすという発想に通じるものがあります。


ウイルス対策として、手洗いや消毒も必要だと思いますが、行き過ぎはよい結果を呼ばないでしょう。現に手が荒れて困っている人もいるようです。
このような、マスクも含めての目先の対策だけでなく、これを機会に防腐剤や保存料の入ったインスタント食品をできるだけ避け、身体の中から化学物質を追い払い、人間力を高めたいものです。
材料や課程が見えない外食や、添加物にまみれたインスタント食品と電子レンジでつくった料理より、野菜を茹でただけで食べる料理の方を、身体はずっと喜ぶものです。


私の独断ではないかとネットで調べてみたら、そうでもないようです。
あるお医者さんは、電子レンジは食品の栄養を壊すだけではなく、食べた人の血中活性酸素を過剰に増やすというデータがあると警告しています。また、食品をまったく別ものに変えてしまうという説もあるそうです。
電子レンジを離乳食つくりに使うのなど、もってのほかというわけです。






2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    今日のお昼は冷凍食品のあんかけ焼きそばを電子レンジでチンして食べようとしたのですが、温めおわった麺の上に、よりによってカメムシが落ちてきて一食分が駄目になりました。臭くなければ食べられたのですが。
    マイクロ波とは関係ない話ですみません。

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  2. かねぽんさん
    カメムシが落ちてきてダメになったのですか?残念でしたね(笑)
    ぐずぐずしていたら臭くなりますが、水を用意しておいて、さっとつまんで水に入れれば、臭くなりません。
    どこだったか、カメムシを食べている人たちがいるとか、研究者にはあの匂いがたまらなく魅力的だそうですよ(^^♪

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