2020年6月2日火曜日

これからが出番というのに!


鉄筋曲げの機械が突然、働かなくなりました。
いつも刃物砥ぎや刈り払い機の修理などをお願いしている金物屋さんに電話してみましたが、中国製だし、メーカー品ではないので部品が手に入らない、おそらく修理できないだろうとのこと、途方にくれました。

ネットで見ると、これと同じ曲げ機は値上がりしていて、送料も入れると8万円くらいします。しかも、すぐ使いたいのに、一週間くらいしないと手に入りません。ヤフーオークションはと見ると、約半額で買えますが、中古品で故障した場合なおせないとなるとリスクが大きすぎる、どちらも買えません。


「そうだ、人力で曲げるのを買おう」
それなら、摩耗することはあっても、動かなくなることはありません。というわけで、手で曲げるものを使うことにしました。
手動なら、使い込んだ古いの(二台目)も捨てないでとってありましたが、何千回となく鉄筋を曲げたので、すっかりすり減って、癖がついていて、曲げにくくなっていて、使えません。


15センチほどの短い柄に、ちょうど収まるパイプを差して長くしました。そして、夫がホームセンターに行っている間につくっておいた台に、ビスで留めました。
地面に4本杭を打って、杭に台の脚を固定し、力を入れてもびくとも動かないようにしました。
これで、準備OKです。


 鉄筋を数本曲げただけで曲げ機も鉄筋も削られて、もう鉄の粉がこんなにできています。


まだ、結束線で十分留めてないのでゆがんでいますが、こんな感じで鉄筋を入れていきます。





8 件のコメント:

  1. うわ~、うわ~!!!
    教科書でしか見たことがなかったことが満載です!勉強になります!
    一昨日の模試でも、メタルタッグや継手、結束などがでました。

    ところで、人力で曲げるんですか!!!曲がるんだ・・・
    生クリームをホイップするのでさえ、ミキサーしか考えられないのに・・・(笑)

    春さんのブログには、ちょいちょい、価格が出てきますが、それも楽しみにしてまして、、、
    鉄筋っていくらぐらいなんですか?
    あと、コンクリートの打設費用なんかも、知りたいです。

    返信削除
  2. akemifujimaさん
    教科書になっていますか?(笑)。
    鉄筋曲げ機は、ちゃちなのは1,500円くらいからありますが、それはおもちゃのようなもの、買ったのは5,000円くらいするものです。電動の曲げ機は、我が家にあったのが、使用に耐えるものとしてはキリで、ほとんどが箱型になっていて、10万円以上します。勉強になりましたか?(笑)。モノタロウの「鉄筋ベンダー」で検索すると、どんなものかわかりますよ(^^♪
    鉄筋は、13㎜40本、9㎜120本で44,000円くらいでした。
    鉄筋曲げは「てこの原理」で手動でも簡単に曲がります。問題はコンクリート打ちで、一部は経費節約のため、すでにブレンドした、水をくわえてない状態のものを生コン屋さんから買ってきて、自分で練ろうかと思っていますが、これはとっても大変な作業です。

    返信削除
  3. 春さん、さっそくにありがとうございます。
    鉄筋ベンダーで調べてみたのですが、製品の写真からは、どう使うのか想像できず。
    動画検索してみたら、ぞろぞろ出てきました!
    鉄筋をつかって、屋外BBQグリルやランタンスタンどとか、DIYする人もいるんですね~。

    教科書には、許容誤差、R、フック角度、余長とか、細かい施工規定の数字が出てくるんですけど、それらがまったく頭に入ってこなかったんですが、ブログを拝見して、すごく興味がわいてきて、教科書を読み返してみました。ら、なんだか、ようやく頭に入ってきそうです。
    ありがとうございます!!! 学べるブログです!

    返信削除
  4. akemifujimaさん
    あはは、お役に立てました(^^♪
    鉄筋で遊ぶ人もいるのですね。知りませんでした。
    許容誤差って何だろう?複数回曲げるとどうしても平面にならないでねじれたり、角度がつきすぎたりします。
    いまでも鉄筋を結わえる職人さん、いらっしゃるようです。ちなみに、結束線で鉄筋を結ぶハッカーという道具は、私は600円ほどの、夫は1000円くらいのを使っていますが、できる職人さんは10,000円以上のを使っているそうです。早く正確に結べるのでしょうね。

    返信削除
  5. 春さん、鉄筋工事の問題が出てほしくなってきました(笑)

    許容誤差についてですが、加工寸法としての許容誤差が規定されていて、よく出題されます。
    主筋D25以下であれば±15mm、あばら筋であれば±5mmというものです。
    これらと並んでよく出るのが、最小かぶり厚です。

    ハッカーって、そんなに値段が違うんですか!
    確かに職人さんのクルクルって、しかもキッチリ、しゃっしゃか結束するのを見たことがあります。

    だんだん、気温があがってきました。外の仕事が大変になってきますね。
    ここ5年の間に、日最高気温が23℃を超える日が、1980年代に比較して、約1か月以上も増えていて、
    日最低気温が25℃を超える熱帯夜の日数も増えているそうです。
    今年の夏はどうなるのでしょう・・・

    返信削除
  6. akemifujimaさん
    わぁ、我が家にはきっと許容誤差を越えていますよ。
    例えば真っすぐな鉄筋でも、つなぐときは二重にするので、どちらを外側にするか、内側にするかによって、あとあと響きます。上下につなげばいいのだけれど、そうもいかないときもあるし。
    平行に組んだ鉄筋に、コの字型の鉄筋を被せるとして、曲げるときから、手で曲げているので幅が微妙に違ってきているうえ、鉄筋を重ねたところに被せるときはどうなるのか(笑)。我が家では鉄筋は型枠に収まればいいとしています(^^♪
    異形鉄筋ですから、端を曲げる必要はないとされていますが、念のため、端は90度に曲げています。昔は端は全部鉤型に曲げていましたね。
    今年は、一昨年の5月のように暑くないので、今のところは助かっています。

    返信削除
  7. 春さん、そうなんですか・・・。継手の問題もよく出題されるのですが、どちらを外側内側という話は見たことがありませんでした。
    RC造の梁の場合のキャップタイは頻出問題で、コの時のかぶせるほうは90度フックでもいいというのが正解です。それにしても・・・さすが、春さんだなぁ。。。なんの予習をしなくても、満点取れると思います。

    返信削除
  8. akemifujimaさん
    あっはっは。私も一級建築士の試験が受かりますかね?
    今は鉄筋工事のことについてわかりますが、喉元過ぎればで、すぐに忘れてしまうので、ダメでしょうね。

    返信削除