2020年9月13日日曜日

木靴

靴を磨いて、靴棚にしまおうとして、狭い靴棚の場所を取っているものに気づきました。

30年くらい前まで履いていた、木のサボです。
もともとちょっと足にきついものでしたが、これは二代目、よく履いていました。


スウェーデンのモヘダトフェルン製、1833年から技術を伝承し続けてきたサボですが、それにしてもきつい!
足が大きくなったわけではないけれど(たぶん)、きついものには我慢できなくなってしまっています。ヒールの高い靴はとっくに捨ててしまいましたが、このサボは靴箱の一角を相変わらず占めていたのです。
思い切って捨てます。だって、絶対に履かないから!


それにしても、笑ってしまいますが、今は昔より大きい靴を履いています。
サイズの大きいものを履いているのではなく、サイズは合っているのに大きい靴を履いているのです。


ネットでこの紐靴を注文して、届いたのを見たときはぎょっとしました。
並べたビーチサンダルは、私の足のサイズのもの、靴はどう見ても大きすぎますが、履いてみるとぴったり、歩きやすく、幸い目は下についてないので見ない、問題がないのです。

電車の中で、近頃、とんでもなく長い靴を履いている男性を見ることがあります。
「ばっかじゃないの!」
と、足の長さの1.5倍ほどある靴と顔を見比べて呆れていましたが、まさか、自分がその立場になるとは思ってもいませんでした。電車の中などで、他人が私の足元を見ないことを願うばかりです。


サボだけではなく、足に合ってはいるけれどきつい靴も捨てるつもりです。
昔はこれを履いて一日過ごしていたのに、今では履いた途端、
「きつい、きつい!」
と脱ぎたくなってしまいます。どこかがちょっとでも押さえられたら我慢できないのです。


しかし、履かないだろうと思いながら、この靴はまだ捨てられません。
気合を入れて履いていた昔の自分が見えてくるような靴です。






2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    そういえば編み上げのブーツは僕もいくつか持ってますが最近は履いてませんね。
    やっぱり日本人の生活スタイルには合わないと思います。

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  2. かねぽんさん
    重いのに足が軽くなった感じのする編み上げ靴、町を歩くときはちょっと楽しくなりますが、出先で靴を脱ぐことがないにしても、確かに日本人の生活スタイルには合わないかもしれません。むれるので熱帯などではもっと合わないしね(笑)。
    最初に熱帯林に行ったときは、長時間歩く予定だったので、底が厚い防水の編み上げ登山靴を奮発して行きました。が、熱帯林は平地ではない、樹の下は丘あり小川ありで、最初のうちは、小川の中を歩いた後は、立ち止まって靴の中に入った水を出していましたが、だんだん足がむくんで靴が履きにくくなるし、しょっちゅう小川を歩いたり横切ったりするので面倒になり、靴に水が入ったままでカプカプ言わせながら歩いきました。そのため、11時間歩いた後、足はふやけて皺しわになっていました(笑)。
    また、衝撃が少ない厚底靴だったので、丸木橋を渡るときなど、感触がわからず、手を引いてもらわないと渡れないというていたらく、その靴は、帰りのボートの中に忘れてしまいましたが、惜しいとは思いませんでした(^^♪

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