2020年10月20日火曜日

汚いけどかわいい猫

骨董市で射的の的の猫2匹を、置いている店がありました。猫たちは湿気た場所に長年放置されていたのか、一緒にいた眠り猫も含めて、だいぶ傷んでいます。
その2匹、招き猫も笑っているような猫も家にいますが、招き猫の方と目が合ってしまったので、念のため、値段を訊いてみました。
「それ、高いんですよ。一つ2000円です」
と、女性店主は申し訳なさそうです。
「うぉっ!」
この10年、招き猫の相場は高止まりです。ヤフーオークションなどのぞくと、恐ろしさに目がくらみます。最近も、どう見ても1000円くらいが妥当な猫の値段が吊り上がって、30,000円越えになったのを見ました。正気の沙汰ではありません。骨董市はそれでも適正価格で売られていると思っていたのに、2000円はありえないでしょう。招き猫は、状態が悪い上、割れてつないだ跡もあります。
「まぁ、半分でもいいですよ」
空気を察したのか、女性店主が半値にしました。1000円でも高いのですが、招き猫とはすでに目が合ってしまっていたので、置いて行くのは忍びない、いただいてきました。



こんな猫です。



家に同じ猫がいるとおもっていたのですが、家にいた猫は、ちょっと小ぶりでした。
まっ、同じ型ではないにしても、同じ工場か同じ土地でつくられたものでしょう。



そして、一緒にいたのに我が家にお招きしなかった猫は、これと同じ猫でした。
店主の話では、もう一匹いたのだけれど売れてしまったとのこと、それがどんな猫だったのか、訊くのを忘れてしまいました。


色褪せた猫は、ずっと前からいたように、すっかり家の射的の猫たちに溶け込んでいます。
犬が2匹紛れ込んでいますが。








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