2021年3月23日火曜日

果物と野菜


雛壇を分解して天袋にしまおうと、床の間に脚立を置いて登ったら、おやっ、床の間の上の神棚に供えている野菜や果物が薄っすら埃をかぶっていました。
埃とクモの巣は、払っても払ってもやってきます。埃を払うために、野菜の籠を神棚から降ろしてきました。


小指の先ほどしかない野菜と果物ですが、とてもよくできています。
しかも、中国でつくっているプラスティックのミニチュアのように、機械でつくって機械で彩色しているのではなくて、すべて手でひねって、手で彩色しています。


ミニチュアを入れている籠も、しっかりとしたつくりです。コースターにするにはちょっと小さすぎるくらいの大きさですが、とくに平らな部分の編み方が素敵です。
野菜も籠もタイ製です。
ミニチュアの野菜や果物といえば、もっと大きいものもあったと、そちらも出してきて埃を払います。


梅の実ほどの大きさのものは土でできているタイのもの。籠に入れた、ほぼ実物大の果物は、インドネシアのバリの木彫りです。


一番小さいミニチュアは、乾くと固まる粘土のようなもので形づくったあと、乾かしているだけだと思われますが、どれも本物感がただよっています。
それに比べると、梅の実大のものはつくりが甘く、大きさも実際の大きさにかまわずほぼ同じにつくっているなど、子どものおもちゃ感がただよっています。とくにブドウと赤かぶは、絵を見てつくった感じ、平面的です。
さて、この中で、何であるかを当てにくいのは右上の果物でしょうか?緑色のはグアヴァ、その右はリンゴですが、右上の果物は、何かわかるかな?


こちらはほぼ実物大、ドリアンは小さめですが、このくらいの大きさの実もあります。
左上の果物はちょっとわかりにくいのですが、ローズアップル(Syzygium jambos)、日本語ではフトモモと呼ばれているものです。
マンゴーはドライではよく食べていますが、スターフルーツや釈迦頭など他の果物は長く食べていません。
この中で一番食べたいのは、やっぱりドリアンです。


こんなに多種類の野菜や果物があるのに、共通のものがあるのはたったの2種類だけでした。
茄子もエンドウも、小さい方がよくできています。





7 件のコメント:

  1. おはようございます。
    5枚目の写真、右上の果物はマンゴスチンですね。
    昔はよく結婚式やお葬式の料理に添えられていました。
    自分で買って食べた記憶はありません。
    そういえば最近は食べてませんね。

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  2. 私もマンスチンだってすぐわかりましたよ(笑)!
    1991年のバリ島旅行で初めて食べて「なにこれー」と感激しました。
    その時ドリアンも友達たちと1切れずつ食べて、あとはガイドさんにあげました。ガイドさん大喜びでした。

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  3. マンゴスチン、です(苦笑)。

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  4. かねぽんさん
    残念でしたね。これはスケール感がないというか、大きい果物も小さい果物もごったでわかりにくいのですが、上から2番目の写真のパイナップルと葉が開いたキャベツの上の果物を見てください。これがマンゴスティンです。マンゴスティンはお尻の突起した模様の数で中の実の数がわかりますが、へたは全部4つなのです。ところが、5枚目の写真はわざわざ3つ模様がついているでしょう?
    熱帯で見た人にしかわからないかもと思いましたが、あれはココヤシです。ちょっと下手ですが、ココヤシの感じはよく出ています。
    ココヤシは、最初は薄い緑ですが熟れるにしたがって、茶色とも紫とも何とも言えない色になっていきます。

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  5. hiyocoさん
    残念、ココヤシでした(笑)。
    こんな感じのココヤシを見る機会ってほとんどないでしょうけれど。
    マンゴスティンはいつ食べても美味しいです。ドリアンは昔はまずいのもありました。また、食べどきを過ぎてしまってまずいのもありました。でもだんだんそんなのがなくなってきて、タイなどで売られているのはどれも美味しいです。
    最近は探したこともないけれどデパートや大きいスーパーに行くと冷凍のドリアンを売っているはずです。生できつかったら凍ったままで食べてみてください。
    病みつきになりますよ(^^♪

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  6. こんにちは。
    なるほど、ヤシ科は単子葉植物だから花や実の構造が3の倍数になってるんですね。
    勉強になりました。

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  7. かねぽんさん
    私のことですから、学問的なことを言われると弱いです(笑)。
    ココヤシの繊維質の外皮をむいた後の3つの穴は、もしかしたらご覧になられたことがあるかもしれません(http://manekineko44.blogspot.com/2015/04/blog-post_46.html?m=0)。
    ヤシの実は、他人が磨いたものは愛でても、自分で磨こうと思ったら至難の業です。

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