まだまだ日が短くて、目覚めても暗かったり、薄暗かったりします。
そんな日に、明かりをつけた枕元の出窓を、横になったまま見上げた写真です。
母屋をつくったとき、何か所か主天井ではない天井があり、そこの素材を何にするか、いちいち楽しく悩みました。
ここは、そんな天井の中でも一番最初につくったもので、竹を網代に編んだものを合板に張りつけたパネルを使っています。
竹を網代に編んだものがどこかにないかとさがし、材木屋さんに行って、訊いてみたら、数枚残っていたこれを見せてくれました。どれも古いものでささくれたり折れたりと傷んでいたのですが、中から一番状態のいいのを選んでくれて、もうつくられていないし、半端ものだからと、ただでいただきました。
今見ると、竹の薄さがちょっと気になりますが、自分で編んだりする余裕はなかったし、これでよかったと思います。
玄関は、主天井と同じ素材、ラタンの敷物を使っています。
このラタンの敷物は、夏になるとホームセンターにいろいろなサイズで積み上げられていたインドネシア製の敷物で、とてもありふれたものでしたが、出回っていたのは前後10年くらいか、今では見かけることがありません。
寝室の出窓の天井も、ラタンの敷物でよかったのではないかと、今頃になって思ったりします。
床の間の上、神棚の下の天井は手漉き紙を貼っています。
そして、私が一番気に入っているのは土間入り口の竹を並べた天井です。
もっとも、頭の上だからほとんど見ることもないのですが、そこに竹を並べてあると思うだけで楽しい気分になれます。
天井は床や壁より規制がなく遊べる部分でしょうか?春さんちにはいろんなパターンがあるんですね!
返信削除義姉夫婦が以前所有していた山中湖の別荘は、元々中村汀女という歌人の山荘だったので、いろいろ凝った作りでした。春さんちと同じように狭いスペースの天井に編んだ竹や樹皮を使っていたのを思い出しました。
hiyocoさん
返信削除その別荘は編んだ竹や樹皮の皮を使っていたのですか?そちらは本物で、我が家の網代はまがい物です(笑)。
凝りたかったわけじゃないのですが、遊んでみたかったというのが本音でしょうか。結果、網代はただでいただいたもの、ラタンは切れ端、手漉き紙も暖かい空気を床に降ろすダクトに貼るのに買ったものの残り、竹も並べてみたかった(笑)、安上がりにできています。
場所が目線の上だし狭いしで、お客さんが来ても、誰にも気がつかれません。それくらいがよいですよね(^^♪
うわー…。今度うかがったときは、ずっと上だけ見てます笑
返信削除afさん
返信削除たいしたことはないです(笑)。