2022年8月23日火曜日

プラスティックの扱い方

以前は月に1回、自治体が粗大ごみを回収してくれていましたが、しばらく前から、粗大ごみの回収はしなくなりました。そこで、たまった粗大ごみをクリーンセンター(ごみ処理場)に捨てに行きました。


以前のクリーンセンターは別の場所にあり、ものによって捨てる場所がわかれていて、場所によっては唐箕など古い農機具などが積んであって、そこから使えるものを拾ってくるのが得意な友人もいました。
ところが新しいクリーンセンターはもっと進んでいるというか建物があるだけで、むき出しのゴミの姿はまったく見えません。まず、車の重さを計ったあと燃えないごみを捨てる入り口に行くと、シャッターが自動で開きました。中には人がいて案内してくれ、そこで降ろしてもらえたゴミはほんの少々でした。
壊れたコンテナや大きな植木鉢などは、プラスティック製なのに、燃えるごみの方に運んでくれと言われました。一時、プラスティックを低い温度で燃やすと有害物質であるダイオキシンが出ると騒がれたことがありました。それが、200度まで一気に火力を上げる炉が開発されて、そんな炉を使うとダイオキシンが出なくなりましたが、それでも分厚いプラスティックを燃えるごみとして燃やすことに、ちょっと抵抗がありました。


そんなことを、帰ってきてから息子に話すと息子は、じつはプラスティックを一緒に燃やさないと火力が上がらない。分別が進んで火力が上がりにくくなっているので、わざとプラスティックを混ぜて燃やすのだと教えてくれました。
「えぇぇ、本当?」
なんか、納得できませんが、空き家の整理をしている友人をときおり手伝っている息子の言うことなので、真実なのかもしれません。


コペンハーゲンでは、ごみ処理場から出た熱でお湯を沸かし、それをパイプで流して、近隣の一般家庭の暖房を、ただでまかなっていました。
近隣一帯にパイプを引くとなると初期費用が掛かるとは思いますが、市のクリーンセンターでは熱が無駄になっているようで残念でした。






9 件のコメント:

  1. 夫の故郷、富山では焼却場の熱で温水プールが賄れています。
    既にある技術が広がらないですね…
    そして、なんか夢物語みたいな研究開発に補助金が出てて、いつか凄い技術ができるという期待の方が金になるんでしょうか。
    都市は麻薬の臭いとは駿介先生の言葉ですが、研究も似たところあるのかなと思ったりします。

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  2. あ、つくば市の焼却場の排熱は、隣接してるウェルネスパークという施設のお風呂とプールに活用されてます。

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  3. 20年以上前の事、杉並区の公園の一角に、プラスティックゴミの焼却場が造られたのですが、周辺住民が次々と健康被害を訴える様になりました。結局、他に移されました(つくば?)が、移動先では高温焼却などで問題解決されたのでしょうね。

    タマとマルの姿を見ていると文字がなかなか頭に入って来ません。多頭飼いに憧れます。

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  4. afさん
    ところどころ、お湯を利用したスーパー銭湯とかは聞きますね。
    ただ、もう一工夫できないかと思ってしまいます。ごみ処理施設ですから、たくさんの車の出入りはやむを得ませんが、施設は緑で囲んで、一方通行にして、近隣の家はお湯は使い放題とかなったら、もっと歓迎される気もします。
    本当は小さい施設が理想ですが、大きくて火は絶やさない方が効率的とかあるのでしょうね。

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  5. reiさん
    ダイオキシンが問題になったのは、もう30年くらい前でしたね。
    ごみ問題解決には、「ごみを出さない生活をすること」が最善ですが、なかなかそうはいきません。
    エネルギーの問題同様、難しいです。

    以前は、1匹いたときにもう1匹加わって、はじめは問題なかったのですがだんだんうまくいかなくなったのですが、最初から一緒に大きくなれば多頭飼いでも問題ないのかもしれません。まだ、これから対立する可能性もありますが(笑)。

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  6. なるほど、施設は緑で囲んで、一方通行にして、近隣の家はお湯は使い放題・・・こういうのいいですね。

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  7. afさん
    そんなだったら、受け入れてくれる地域も増えると思いません?
    ただ、すでにできている町などでは難しいのかなぁ。でも、こんな将来計画も含めて、町を新しくつくるときは(もうないかもしれないけれど)何でもない広大な空き地を転々とつくっておくというのがいいですね。

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  8. リサイクル用に集められたプラごみが輸出されていると知った時、衝撃でした。プラスチックが元の石油に戻ってくれるたらいいのにと思っていましたが、技術的には油に戻すことは可能だけど、コストが見合わないので普及していないようです。
    生ごみだけだと温度が上がらないのでプラを混ぜるんですね!問題ないならその方がよさそう。こちらでは温度が上がり過ぎるという理由で、ぬいぐるみとかクッションとか中綿が入ったものは不燃ごみです。そちらも同じですか?燃えるのに埋め立てか~って思います。

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  9. hiyocoさん
    どんなごみだったかよく覚えてないけれど、ごみはいろいろ輸出されていましたね。
    輸入国で再利用されるというよりは、それを引き受けたら彼らに別の利益があるということもあったかと記憶しています。途上国にゴミが溜まっていないことを祈るばかりです。
    えっ、中綿が入ったものは不燃ごみ、初めて聞きました。私が不燃ごみとして持って行ったのは、割れた蛍光灯やプラスティックと鉄がくっついたものなどでした。ただ、断熱材の入ったOMソーラーの暖まった空気を床下に送るダクトの切れ端は、「断熱材がついているものは産業ごみなので業者に持って行ってください」と言われて受け取ってもらえませんでした。小さい切れはしだし、燃えないゴミとして処理することが可能ではないかと思いましたが。

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