2022年9月8日木曜日

国産の砂糖を使っていましたが


先日、旧知のE夫妻と一緒に来られた「雨読晴耕村舎」のGさんから、お土産をいただきました。
Gさんは、阪神淡路大震災を契機に、建築家としての仕事を辞して、埼玉県の羽生市で農業をしながらNPOを立ち上げ、無農薬野菜などの加工食品をつくったり、仲間たちと共に、「もう一つの生活(Alternative Life」を目指している方です。


糧工房や雨読晴耕村舎&谷川農園の加工品、バジルソースが美味しかった、発芽玄米餅もにんじんジュースも美味しかった、ハチミツまでつくるなんてすごい!
中でも、とりわけおいしかったのが、水や炭酸で希釈して飲む「ほっとジンジャー」でした。原材料は何かと見ると、ショウガ、スダチ、そして洗双糖でした。
「ん?洗双糖って何?」
調べると、種子島で育てたサトウキビからつくった砂糖でした。絞った液を遠心分離器にかけて不純物を取り除き、再度過熱して結晶を取り出してつくるそうです。
マスコバド糖は、人力で混ぜて、混ぜに混ぜて結晶させていますが、遠心分離機を使っているところが、さすが日本というわけです。


この数年は、買い置きした「大地を守る会」の砂糖を使ってきました。喜界島で育てられたサトウキビが原料です。
しばらく前に使い切り、袋にべたべたとくっついて使いにくかった生協の砂糖が、前とは違うものになっていたので、また生協の砂糖に戻していました。やはり生協で扱っているてんさい糖は、北海道で甜菜からつくる砂糖と認識していましたが、サトウキビ砂糖の方は、産地を気にしないで使っていました。
改めて見ると、なんだ、我が家で使っている粗精糖も種子島のサトウキビでつくったものでした。こちらは粗精糖という名前ですが、洗双糖より、
粗精糖の方が美味しそうと思うのは私だけでしょうか。

はからずも長く、国産の砂糖を使ってきました。
地産地消とは正反対ですが、そろそろ生産者の顔が見えるフィリピンの砂糖を使う時がきたような、複雑な気持ちになっているところです。
てんさい糖は650グラム486円、マスコバド糖は500グラム400円、高い高いと思っていましたが、そうでもないかもしれません。できたらヤシ砂糖なども使いたいものです。






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