2022年11月17日木曜日

アルメニアとアルバニア

世界には196ヵ国あります。
それらの名前と位置を知っているかと問われれば、まったく知らない地域も広がっています。
私が名前と位置を覚えているのは、ジグソーパズルで覚えたアフリカ55ヵ国(覚えた当時は53ヵ国だった)と、仕事で親しんだ東南アジア10ヵ国くらいで、旧東欧やヨーロッパ、中米南米などは、名前のない地図を見せられれば、たぶん半分も言い当てられません。 


最近、コンピュータを立ち上げた時、こんな画面が出てきました。
グーグルが勝手に世界のいろいろな写真を見せてくれるのですが、ときおり、「ここはどこ?」と興味をそそられる写真が出てきます。
これは、アルメニアの修道院でした。
「アルメニアって、もしかして『おばちゃまは飛び入りスパイ(ドロシー・ギルマン著、柳沢由美子訳、集英社、 1988年、原作発行は1966年)に出てきた国じゃなかった?」

アルメニアの山

こんな山の写真も、物語にぴったり。
ところが、
『おばちゃまは飛び入りスパイ』の舞台だったかと本を見返したら、なんだ、物語の舞台はアルバニアで、まったく別の場所にある別の国でした。

アルバニアの山

そして、アルバニアの山はこんな山でした。

ミセスポリファックスは、単調な一人暮らしに気が沈み、小さい頃憧れていたスパイになろうと無邪気にCIA(アメリカ情報局)を訪れます。そこでのんきな観光客にしか見えない運び屋をさがしていたカースティアーズに偶然見いだされ、単純な受け取りの仕事をしにメキシコに行くのですが、単純どころか、受け取り相手は殺され、CIAの古参スパイとともにつかまってアルバニアに送られてしまいます。そして、山の上にある堅牢な牢に入れられますが、機転を利かせて脱獄して、そのとき、隣の牢に捕らえられていた世界的な重要人物も救い出し、大冒険のすえ地中海を小舟で漂っているところを救助されます。確かに、旧ソ連圏で内陸にあるアルメニアでは、簡単に地中海には出られません。
ただ、どちらも社会主義国で、
『おばちゃまは飛び入りスパイ』が書かれた時代は、アルバニアとアメリカの国交はなかったので、私が間違える要素が少しはあったかもしれません。

エリトリアとエストニアも、いつも間違えそうになってしまいます。エストニアを考えているのにエリトリアという名前しか思い浮かばなかったり、その反対だったり、まったく違う場所にあるのに...。
ギニアとギアナも、カタカナにすれば一字違いです。





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